第961話 自己防衛

2023年7月25日

第35部-魂輝の平日-

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野田「そういうことね~」

親「そういうことって。
この事態わかってますか」

野田「わかってるっての。
たいしたことないやんけ」

親「たいしたことないって
よくそんな事言えますね」

野田「自己防衛なだけやん
喧嘩売られてこられたので
自分の身を守っただけの事
をぎゃーぎゃーうるさい」

親「喧嘩を売ってきたのは
そっちの子からやないの」

野田「は?」

親「その子が最初に殴って
きたって聞きましたけど」

野田「殴られてからやと
もう遅いやないけ。アホな
ことを言い出すなや」

親「アホなことって・・・
暴力ふるったことについて
悪いと思っていますか?」

野田「思ってないっての」

親「それがおかしい」

野田「おかしくないって。
真面目に生きてる優等生を
理由もなく殴ってたのなら
非礼はこっちにあるやろな

でもあんたらの子供はやぁ
一応ツッパッてるやんか。

腐ってもヤンキーやろ?

だったらいちいち喧嘩した
ぐらいでガタガタ言うな」

親「謝って下さい。うちの
子は不良じゃありません」

野田「ほ~よう言えたな。
学校の規則は黒髪やろ?

茶髪で変形の制服を着て
不良じゃありませんって?

そんな話が通るかいや」

親「ファッションなんです
少しぐらいはいいんです。

それぐらいの自由を与える
のが悪いことですか?」

少しだけ沈黙が流れる。
先生が少しだけ怒っていた

野田「ファッションで
不良やってんのか?」

親「それは・・・」

不良「・・・」

全員静まりかえっていた。
誰も反論ができなかった。

野田「ファッションなんか
で不良やらせてられるか。

そんなやつらを黙って
でかいツラして歩かせとく
ことができる思うか?」

親「それとこれとは・・」

野田「別にしたらあかん。
あんたら不良なめてるから
こんなことなんねんや」

親「なめてなんか・・」

野田「いや。なめてるわ。
さっきから聞いとったら
痛みを知らない感じやしな
父親呼べ。その方が早い」

先生はいらついてきていた
話が進んでいなかったから

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