第960話 場違い

2023年7月24日

第35部-魂輝の平日-

t f B! P L
コンコン・・・ガラッ・・
扉が勢いよく開いた。

全員が・・・見ていた。
そして魂輝は驚いていた

野田「あれ?間違えた。
悪い。すんませーん」

ピシャッ・・・
扉は普通に閉められた。

数秒した後に・・・

ガラッ・・・
また勢いよく開いた。

野田「合ってるやんけ。
間違ってると思ったわぁ
タマぁ。おるかぁ?」

魂輝「先生。いますよ」

野田「おう。おったか。
よぉわからんけど帰るぞ

まだ少し酒残ってるから
ゆっくりしたいねんや」

事情を何も知らされて
いない先生がやってきた

完全に場違いだった・・

親「ちょっとあなたは
なんなんですか?その子
の親なんですか?」

野田「いや。違うけど。
ほらぁ。タマ帰るぞ」

親「帰ったらあかん。
何も解決してへんのに」

野田「解決とかってのは
親が出ることちゃうやん

親が出たらあかんねん。
このぐらいの年の時は」

親「腕折ってるんですよ
親が出ることでしょ?」

先生「腕を折ったぁ?
タマ。どういう事や?」

先生は驚いていた。
折ったとなると話が全然
違ってくる。

魂輝「折ってはないです
軽めの脱臼ですよ」

野田「あ~。脱臼かぁ。
せやったら大丈夫やな」

魂輝「でもですね・・・
膝は折れてしまました。

システマのカウンターで
膝おさえただけですが」

野田「あれ?戦闘術を
使うほどの相手やった?
システマ使うほどか?」

魂輝「複数いましたから
休み時間も少ないですし
戦闘術でいくのがベスト
と判断したのですが」

野田「うーん。そうかぁ
休み時間やってんなぁ~

うん・・・うん・・・
せやな。システマやな」

魂輝「シラットかどっち
か悩みましたけど複数が
相手なのでやっぱり」

野田「システマが早い。
そういう判断やろ?」

魂輝「そうです」

親「なんの話をしてるの
話をすり替えないで」

1人で複数を相手にする
場合は武術よりも戦闘術
を選択するほうが無難。

色々な状況があるので
一概には言えないが複数
の相手と喧嘩する場合は
1対1で有効な武道・武術
よりも複数を相手に想定
した戦闘術の方が使える

休み時間となると時間的
な問題もあるので戦意を
早めに奪う必要もあって
戦闘術の方を選択した。

戦闘術のやり方に武術を
合わせて仕掛けていれば
有段者でも対処は難しい

という理由でシステマを
選んだという会話だった

野田「はいはい。
そんじゃあ話を聞こか。
何があったか話してくれ
非礼があったら詫びる」

先生が椅子に座った。
そして話を聞いていた。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ