京美「え~。そうなんやぁ
先生ってみんなのぉ?」
守「そうそう。俺も司も
タマもあの人が先生や」
京美「パパが言ってた
元ヤンの先生やんね~?」
司「そうそう。元ヤンで
暴走族の総長やってんで。
暴走族の総長やったことは
やたら隠したがってる」
京美「なんで~?」
守「イメージが悪いから
隠したがってるみたい」
京美「あ~。そっかぁ」
魂輝「でも僕は先生だから
指導聞けてる部分あります
先生じゃなかったら言う事
聞けてないと思ってます」
守「それは同感やわ」
京美「それはなんで~?」
守「きれいごと言わないし
おさえつけてこないしな」
京美「どういうこと?」
司「学校の先生みたいに
良い事だけ言わへんねん。
それに自由にされてくれて
責任の取り方教えてくれる
成長する部分っていうのを
成長させてもらえててね」
魂輝「表と裏の使い方も
きっちり教えてくれます」
京美「なんかすごいね~」
酒を飲むと会話が弾む。
酔っ払い同士が話してた。
そして・・・前中は・・・
前中「・・・ごめん」
不良「俺じゃあかんか?」
前中は断わっていた・・
断わるのは辛かった。
前中「あんたのことを
好きな人多いやんか・・」
不良「そんなん関係ない。
俺はお前が好きなんや」
前中「でも・・ごめん」
不良「なんでや・・・
他に好きなんがおるんか」
前中「・・・うん。いる」
不良「・・・沢田か?」
前中「・・・うん」
告白してくれた相手に前中
も自分の気持ちを伝えた。
それが筋と思ったのだろう
不良「わからへんわ・・・
沢田は不良ちゃうやんけ。
沢田のどこがええんや?」
前中「それは・・・」
言えなかった。魂輝達が
楽しそうにしてたことは。
不良「あいつは不良とは
ちゃうやんけ。せやのに
なんであいつやねんや」
前中「・・・」
不良「喧嘩が強いって
噂があるからか?」
前中「・・・」
前中は黙っていた・・・
不良は興奮している。
何か言うと刺激を与えて
しまうのが怖かった。
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