由紀「入りなよ。あんまり
緊張しなくていいから」
前中「はい。失礼します」
由紀さんの後に続いて歩く
リビングについた時・・・
司「へー。やっぱすごいね
手際が全然違うもんねー」
魂輝「だぁ。ですから司は
パスタ見てて下さいよー」
司「そんなにじっと見てて
も意味ないやんかー。って
どうしよ。沸騰しだした」
守「あ~。差し水足して
火を少し弱めるですよー」
守「タマぁ。餃子焼くから
フライパン使いたい~」
魂輝「待って下さいよ。
もうすぐ終わるですから」
司「ねー。このお肉って
なんなん?美味そう~」
魂輝「ローストビーフです
今タレにつけてるところで
もうちょっと置くですよ」
前中「・・・なに?これ」
由紀「おーおー。大変そう
タマあたふたしてるやん」
京美「こっちはだいたい
準備できたよー。いつでも
ご飯始められるよー」
魂輝「こっちがまだですよ
京美は余裕ができたらその
サラダ分けててください」
京美「はーい」
キッチンは戦場だった。
魂輝が必死になっていた。
由紀「いまのうちに着替え
すませておこうか。おいで
着替え貸したげるから」
前中「えっ。いいですよ。
そんな・・・悪いですし」
由紀「散らかるからねー。
着替えといた方がいいの」
前中は由紀さんに言われて
服を借りて着替えといた。
そしてふたたびリビングへ
戻ると準備が始まってた。
司「こんなもんかな?」
守「それはそこでええわ。
タマぁ。まだかかるか?」
魂輝「まだかかるですー。
先にやっといて下さいー」
守「まだダディが帰って
きてないから時間あるよ。
待っといたるからなぁ~」
前中「あの・・・これから
なにか始まるんですか?
パーティーかなにか?」
由紀「ただの宴会やけど?
そんなたいしたのと違う」
由紀さんはあっさり答えた
中学生から見るとたいした
ことではあるのだが・・・
由紀「おっ。美味しそう。
けっこう手をかけたねー」
守「あ~。マミィまだや。
って・・・あの子は?」
由紀「タマの同級生やとさ
田宮の制服やったしなー。
1人2人増えたところで
そんなに変わらへんやん」
守「いや・・そうやけど?
俺もさっき会ってんけど」
前中「あの・・前中です」
司「へー。魂輝君の同級生
って事は僕達の1つ下やん
中学の時の後輩なんやぁ」
自己紹介をしだしていた。
だけど・・・止められる。
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