第931話 迷ってる間

2023年6月11日

第34部-後のけじめ-

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野田「迷ってる間に暴力
が飛んでくるぞ~?」

司「父さんにチクるっ」

野田「・・・えっ?」

司「チクる方が早い」

守「はははっ。それが
一番ええやろうな」

先生は父さんに弱い。
だからチクろうと思った

野田「死神さんにチクる
かぁ・・・そうくるかぁ
うーん・・・うーん・・
あかん・・・できへんわ

インカの頃の現役の死神
さんやったら殺される」

司「強い悪で倒すって
言ってたのでそれが一番
最適かなと判断したよ」

野田「そりゃそうやけど
めっちゃ嫌やな。それ。
でもまぁそういう事や。

悪っていうのは必ずしも
悪いってことじゃあない

悪っていうのも必要や。

時には正義よりも必要で
必要とされる悪が必要悪
という特殊な力やねん」

司「なんか・・わかる」

今までを思い出していた

中学の頃谷川にカツアゲ
されてた時にキッカケを
くれたのは正義とは
言えない守君だった。

そして・・・イジメを
発見した時も僕の正義感
で助けようとしたけど
できなくて結局結末を
つけたのも守君だった。

正義はきれいごと・・・
そういう風にも思えてた

野田「でも悪は正義とは
違うから間違えるなよ」

司「えっ?あれっ?」

野田「悪は表には出ない
表に出る悪は中途な悪や

正義は表に出ることや。
表に出ない正義は悪や」

司「太極図?陰楊?」

野田「なんでもそうや。
太極図が全部語ってる」

守「太極図で考えられる
人って少ないと思う」

野田「太極図で考える
以前に摂理ない人が多い

考えられへん人が多い」

司「大人でも?」

野田「あぁ。そうやな。
なんにもしてきていない
大人ってのが多いねん」

子供のまま大人になった
大人って人は多すぎる。

なぜかそういう連中に
限って何もないのに自分
は特別だと思っている。

それは・・・大人だけの
問題じゃなくて高校でも
同じようなことはあった

いつも文句を言ってたり
いつも誰かのせいにして
生きてきていたり否定的

自分は何もしないでいる
なのに偉そうにしている

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