第930話 未成年の間

2023年6月10日

第34部-後のけじめ-

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野田「未成年の間にだけ
できる事って多くてな。

未成年の間にやっとかな
損する事って多いねん」

司「どんなこと?」

野田「やりたいこと」

司「抽象的やない?」

野田「人それぞれ色々と
やりたいことあるやろ?

スポーツであったり音楽
であったり喧嘩だったり
なにかはわからへんけど
青春をかけられるなにか
をやっとけばええねん。

それが間違ってるとか
周りが否定してようが」

守「そういうやつらを
否定なんてせんと思う」

野田「いやー。それがな
スポーツって言っても
マイナーなスポーツとか
やったらきっついねん。

一般的ではない事はなぁ
他人はよく否定するし」

守「あー。そういう事か
世間一般の目線かぁ」

野田「そうそう」

司「太極拳もかな?」

野田「そう。太極拳もや
せやから俺はいちいち
太極拳やってますとか
言わへんねん。死神さん
も魔人さんもいちいち
言ってへんやろ?」

司「僕も恥ずかしかった
から言えなかったなぁ」

野田「そこが大事やねん
かっこええかかっこ悪い
かで判断したりするから
恥ずかしいからで続ける
事をやめる人多いねん。

言ったら否定されるし」

司「あー。わかるぅ」

守「確かにそうやなぁ」

痛いぐらいにわかった。
と同時に少し楽になった

野田「なんでもええねん
未成年ってのは特別や。

警察の世話にならへん
ように線引きして動いて
やりたい事やればええ。

ただな。ルールがある。

真面目に生きてる人間の
邪魔はしたらあかんねん

勉強を頑張ってたり学校
の校則をちゃんと守って
るいわゆる優等生の奴。

優等生の邪魔をする奴は
誰かが止めなあかんねん

それを止めるのは悪や。
正義じゃ止められへん。

中途半端な悪が優等生を
いじめるから強い悪じゃ
ないと効かへんねんな」

守「それはダディから
何回も聞かされてる」

司「えっ?僕は初めて」

野田「力を持った頃に
教える話やからなぁ~。
司に教えるの忘れてた」

司「忘れてた?軽いよ」

野田「司はどっちかって
いったらいじめられっこ
やろうからええかって
部分もあってんなぁ~」

司「やだなぁ・・もう」

野田「俺が司と同級生
やったら間違いなく
カツアゲしたいと思う」

司「なんで?」

野田「金持ちやから。
それに死神さんには
いじめられてる仕返し」

司「先生のカツアゲって
めっちゃ嫌なんやけど」

野田「人数で威圧かけて
びびらせて刃物で表面を
切ったら金出すやろ?」

司「やり方えぐいって」

守「先生の場合は躊躇が
ないから怖さ倍増やから
普通は出すと思うけど」

司「うん。出しておく。
その方が安全な感じや」

野田「カツアゲの金額は
1000円ってとこかな

被害届け出さんと我慢が
できるラインやと思う」

司「確かに・・うまい」

野田「さぁ。どうする?
司はそうなった場合は」

司「うーん・・・」

もし僕が先生と同級生
だったらカツアゲされる

という設定みたいだ。
かなり最悪な状況だ。

僕はどうするか考えてた

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