第929話 使える技

2023年6月9日

第34部-後のけじめ-

t f B! P L
司「そういえばけっこう
盗むのって多いやんね」

野田「使える技はなぁ。
盗んで精度上げて変化を
つける方が早いやんけ」

司「軽いなぁ。考え方」

野田「本来技ってのは
見せるもんちゃうからな

見せてしまった方が悪い

盗まれないと思ってる方
がゆるくて甘いねんな」

司「うーん・・・不思議
卑怯な感じがするのに」

コピーするって言っても
簡単なことじゃあない。

膨大な基礎があるから
コピーができてしまう。

だからコピーしたからと
言っても卑怯だとは思う
ようになれなかった。

卑怯に聞こえるのに・・

守「タマを放り込むかぁ
しゃあないけど・・・
それが一番楽なんかも」

野田「楽やし丁度ええな
ヤンキーが相手やないと
タマも好きなように暴れ
まわられへんやろから」

守「ヤンキーが相手でも
あかんのちゃうかな?」

野田「そうか?」

守「タマの殴打に耐える
ことができへんと思う」

野田「そうやなぁ~。
まぁ人数は多いやろから
その辺りは大丈夫やろ」

守「群れてるやつらを
狙うっていうこと?」

野田「いや。ルシファー
に逆らうやつ狙うだけや
無差別でかまわんやろ」

守「あっ。そうか。先生
わりと普通にえぐいな」

司「元ヤンやから」

野田「元ヤンとか言うな
俺のイメージ崩れるやん

優等生って言ってくれや
ちゃんと勉強してたし」

司「元ヤンやん。暴走族
の総長やってたくせに」

野田「いやー。履歴書に
残ってへんしなー」

守「写真あったやんか」

野田「・・・」

司「何も言えないね」

野田「元ヤンとかなぁ。
現役終わった時点でもう
ただのカタギやからな」

守「先生の現役時代って
考えたら怖そうやんな」

野田「そうでもないぞ。
その頃は弱かったから」

司「カツアゲとかって
やっぱりしてたの?」

野田「してへんかった。
バイトばっかしてたな」

守「けっこう普通やん」

野田「普通にしとかんと
あかん時は普通にしてな
学校おられんかったし。
TPO合わせとかんと」

司「そういうところは
インカを真似てたの?」

野田「そうそう」

先生が僕達に教えてる事
を先生もやっていた。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ