第926話 指揮官

2023年6月6日

第34部-後のけじめ-

t f B! P L
司「頭脳ってなに?」

野田「あぁ。指揮官や。
インカの裏みたいな感じで
軍師と勝負師と策士の3人
が動いたらややこいねん」

守「それはなんで?」

野田「ただでさえうっとい
あの人らが考える事やめて
戦闘に集中されるからや」

守「あ~。特化できるって
いうことかぁ。やばいな」

野田「それになぁ。分散
されるやろうから対応が
できへんくなると思うな。

ロバートが動かんくても
勝たれへんかもしれん」

先生は弱気になっていた。
勝てるイメージがない。

司「こっちには守君も
いるのに?負けるかな」

野田「うーん。負けるな。
インカってのはロバート
だけがすごいわけじゃあ
なかったからなぁ・・」

守「そういうことか・・
そりゃあそうなるわな」

司「どういうこと?」

守「道場と一緒や」

野田「単純にロバート頼りの
チームやったら周りの族が
黙っとくわけないやんけ

インカは邪魔やねんから
潰したいとこやからな」

司「邪魔やったの?」

野田「そりゃあなぁ。
族ってのは威張って道を
歩きたいもんやからなぁ

威張って歩かせてくれん
のおったら邪魔やんけ」

司「そっか。そうやね」

守「話は変わるねんけど
もしロバートと俺がさぁ
タイマン張ったらどっち
の方が勝つと思う?」

この時・・・筆者はまだ
気づいていなかったが
守がこの事を聞いたのは
運命だったかもしれない

筆者が今これを書いてて
運命と思ったのは2年後
のことだから・・

野田「ロバートと守か?
うーん。どっちやろうな
けっこう難しいとこや」

守「ダディにも前に質問
したことあんねんけど」

野田「魔人さんのほうが
俺よりも知ってるからな
その方が正確やろうけど

俺の見立てでは・・・
ロバートが勝つやろな」

司「え~。ほんまに?
守君めっちゃ強いで?」

野田「守が強いんぐらい
俺も知ってるわいや。

ただなぁ。ロバートが
負けるっていうのが俺に
は想像ができへんねん」

守「底がわからんから?
せやからってこと?」

野田「そうやねんけど。
もっと根本的に違うねん

ロバートはえぐいねん。
対峙したら殺されるって
いう感覚めっちゃしてた

そんで俺殺されかけてた
薙刀とか怖すぎたしな。

死んだほうが悪いって
言う人やったからなぁ」

守「そういう部分か・・
身の保全がなかったって
いうことやったんかな」

野田「なんつーか・・・
背筋が寒すぎた・・・」

先生のテンションが下がり
嫌な過去を思い出している
ような雰囲気になってた。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ