第925話 興味本位

2023年6月5日

第34部-後のけじめ-

t f B! P L
司「冠位明稜帝もでしょ」

野田「だいせいかーい。
でもなぁ。ちょっと違う」

守「一緒やないん?つーか
ちょっと違うんやったら
大正解じゃないやんか」

野田「道場のほうはなぁ。
アムリタ教典も入ってる」

司「よりインカになってる
っていうことなん?」

野田「そのとーり」

守「ええの?そんな暴走族
みたいなんで教えてて」

野田「ええよ。そんな人達
が成功してるねんからな」

守「あっ。そっか」

司「そういえば先生も大学
卒業してるんやもんね」

野田「まぁな~。あの時に
瀬戸とか見てなかったら
気づけなかった思うわ」

司「なにに?」

野田「勝つってことや。

誰だって強くはなれる。
だけどバカじゃ勝てない

武術は学問とか言ってて
理解するのに知が必要。

策略・計略・知略を使う
場面で使うのに智が必要

あっ。ちなみに将棋と
オセロとポーカーやって
るのはインカの真似や。

汚いことも含めて勝負
して勝つ為に必要でな

勝つ為の算段が多すぎて
とにかく頭がよかった」

司「深いね・・・」

野田「許せなかってなぁ
俺ら不良よりも怖くて
強くて残酷で悪魔やのに
学校でも楽しくしてて
他校の知り合いも多いし
羨ましいのにやなぁ~。
さらに将来があるって。

このまま俺がなんにも
せんかったら離されてく
だけやったんやろうな」

先生はふけっていた。
過去を思い出していた。

司「もし・・・今さぁ。
仮にやで。そのインカと
冠位明稜帝が戦ったら
どっちが勝つかなぁ?」

野田「こっちはコピーで
向こうはオリジナルや。
あんま比べるもん違う」

司「それでもいいから
ちょっと聞きたいなぁ」

ただの興味本位だけど
なんか気になっていた。

今の僕達だって・・・
誰にも負けないと思った

野田「ロバートのおらん
インカやったら勝ち目が
あると言いたいとこや」

守「どういう判断で?」

野田「インカが108人
こっちも本家の使えるの
入れて108人としたら
戦力的な差はほぼない。

どっちかっつったら
こっちの方が有利やわ。

ただ・・・分散戦略やな

十傑と双龍と三神は分離
させとくのが条件になる

それに十傑を相手にする
のに20人は使いたい。

司はここで使うかな。
柔法やったら隙をぬって
一瞬で投げれるやろから

死神さんと魔人さんは
守とタマに任せるとして

問題は瀬戸と村田やな。
これを誰が止めれるか。

時間稼ぎを目的として
桁成と富田ってとこか。

これでなんとか戦える。
ただ・・・頭脳がどんな
動き方するかやねんな」

先生は結構真剣だった。

イメージをしながら
勝ち方を探していた。

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