八巻「天野 礼二」
天野「えっ?ええっ!?」
一瞬頭が真っ白になった。
秀「天野が?」
丁治「・・・うそやろ?」
そこにいた全員が驚いた。
俺が選ばれるわけがない。
なんかの間違いと思った。
八巻「以上。天野は後で
俺達の方へ来るように」
それだけを言って降りた。
そして・・状況が変わった
周りの者が俺を見る。
他の暴走族は俺の顔を見て
顔を覚えようとしていた。
同じルシファーの人達は
みんな驚いてたみたいだ。
秀「天野。行ってこいや」
丁治「早く行ってこいって
総長達待ってるって」
天野「なんで・・・俺?」
秀「知らんわ。そんなん」
そりゃあ誰も知らない。
知ってたらこんなにも
驚いたりはしないだろう。
俺はおそるおそる幹部達が
いるほうへ歩いていった。
天野「すいません・・・」
幹部「おう。来たんか」
幹部「6代目頼んだぞ」
天野「その事なんですけど
なんで・・・俺が・・?」
幹部「それは総長に聞け。
おっと。もう総長違うか」
八巻「天野。来たんか。
ちょっとそこに座れや」
俺は黙ってすぐに座った。
そして八巻総長と話をする
天野「なんで俺なんです?
俺に総長なんてできません
それは八巻総長が一番よく
わかってると思いますが」
八巻「いじめられてたって
いう過去があることか?」
天野「はい。そうです。
それに喧嘩も強くないし。
いじめられっこが総長って
絶対ダメじゃないですか」
八巻「じゃあ天野の言う
総長ってのはどんなんや?
どんなんが総長なんや?」
天野「喧嘩が強くて・・・
信頼されて・・・えっと」
八巻「そんだけか?」
天野「えっと・・・んと」
他に言葉が出てこない。
他にもあるはずなのに・・
八巻「天野。総長ってのは
喧嘩が強くて信頼されたら
ええってもんちゃうねん」
天野「でも・・・八巻総長
はそうじゃないですかぁ」
ずっと八巻総長見てきてた
俺にとって否定できない。
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