第901話 妙な緊張

2023年5月11日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
2005年・・・冬・・・
天野 礼二 中3の3月

天野「どうだった?秀?」

秀「あった。あったぞ~」

丁治「俺も・・・あった」

天野「みんな一緒やね。
よかったぁ。ほんまに~」

高校の合格発表の日・・・
俺達は全員合格していた。

そんなに頭のいいような
学校ではないけど・・・

秀「いやぁ。よかったわぁ
これで今日は気持ちよく
引退集会参加できるわぁ」

天野「そっか。今日やね。
八巻総長おらんくなったら
つまんなくなりそうやわ」

丁治「次は誰やろうなぁ。
6代目の総長誰やろうか」

天野「さぁ。わからへん。
幹部連中と一緒におる人と
かじゃないんかな?」

秀「その辺が妥当やろうな
つまらんくなりそうやわ」

合格発表の夜・・・
5代目ルシファー引退集会
が行われる事になっていた

そして俺らが帰ろうとして
校門から出ていった時・・

通り過ぎた人に気づいた。

秀「おい・・・今の・・」

丁治「あぁ・・・圭吾や。
なんであいつがおるねん」

天野「ここの学校受けてた
んやないんかな?」

秀「あいつも・・・ここか
楽しくなりそうやんけ」

天野「まぁまぁ。それより
帰って寝て集会行こうや」

秀「そうやな」

圭吾とはまだ関わらない。
今の俺達じゃまだダメだ。

俺達は圭吾とからむ事なく
帰って寝て集会の時間に
合わせて集会所に行った。

天野「うわぁ。すごいな」

さすがに人が多かった。
そこには違う暴走族の人達
もいて誰が誰かわかんない

広域暴走族の広さを知った

俺は秀と丁治を見つけて
一緒に話をしていた。

そして・・・時間が来る。
集会所がざわつきだした。

総長と幹部が出てきた。
そして挨拶が始まってた。

八巻総長の話を聞いてると
今まであった事を思い出し
しみじみとしてきていた。

今日で終わりと思ったら
突然寂しくなってきた。

八巻「・・・以上をもって
本日5代目ルシファーを
引退し6代目に渡します」

そして・・・6代目への
引継ぎへと入っていった。

八巻「5代目ルシファーの
総長が選び幹部からの承諾
も得た6代目ルシファーの
新しい総長は・・・」

集会所は静まり返っていた
妙な緊張が走っていた。

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