秀「しゃあらあああ」
秀が圭吾に向かった。
圭吾も秀に向かった。
圭吾が向かった瞬間に
ほんの一瞬だけだけど
秀が躊躇して止まった。
勝負は一瞬でついた。
圭吾が左手で打ち下ろし
気味に殴った。
次の瞬間秀が倒れていた。
何が起こったかわからない
圭吾が倒れた秀を蹴り込む
圭吾「おい。どうしたぁ?
そんなんで喧嘩売ってきて
恥ずかしくないんか?」
天野「・・・なんで?」
丁治「よくわからん・・・
ただ・・・あいつが半身に
なった瞬間に秀が止まった
そんで・・・倒れてたわ」
天野「どうする?止める?
それともまだ大丈夫?」
丁治「動いて・・・ない。
あかん。止めた方がええ」
秀が動いてなかったので
丁治が止めに入った。
圭吾「次はお前か?
ついでや。来いや」
丁治「あ?俺とやるってか
お前・・・なめんなや」
圭吾「なめてへんけどなぁ
ここでやっとかんかったら
また今度来ると思うしな。
今日で終わらせたいねん」
圭吾は面倒くさそうに言う
秀と丁治の立場がなくなる
そして・・・気づきだした
圭吾には・・・器がある。
喧嘩以外の強さがあるって
圭吾「もう・・・ええか?
それともまだやるか?」
丁治「俺の・・・負けや」
丁治も圭吾に負けた。
圭吾もフラフラだったが。
圭吾「あー。きっつかった
せんぱーい。後ろ乗せてよ
今日はもう運転できんわ」
先輩「ええんか?もう1人
残ってるみたいやけど?」
圭吾「むかってこーへんし
いいんちゃいますかね?」
先輩「じゃあ乗れや」
圭吾は先輩のバイクに乗り
どっかへ向かっていった。
天野「あれが・・・か」
圭吾をよーく観察できた。
そして俺は秀と丁治の元に
行って肩を貸して移動した
公園に行って休んでいた。
天野「負けたね。2人共」
秀「あぁ・・・負けたわ」
丁治「強かった。あいつ」
天野「秀と丁治よりも強い
同級生がおるとは思って
なかったからショックや」
俺は・・・ショックだった
秀と丁治が正面から行って
きっちり負けていた事が。
俺にとってこの2人は・・
最強の存在だったから・・
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