2004年・・・冬・・・
天野 礼二 中3の12月
秀「おーい。天野~」
天野「遅いで。秀」
秀「悪い。でもセーフやろ
ギリギリってとこかなぁ」
丁治「ギリギリちゃうがな
ちょっとアウトやんけ」
天野「まぁいいんちゃう?
ほら。もうすぐ集会やで」
須賀とのタイマンの後から
俺は何度も集会に誘われて
色々と遊びに来ていた。
そして俺だけじゃなくて
秀と丁治のいきさつを話し
たら幹部連中がライダース
を渡し仲間と認めてくれた
中学生でのルシファーは
俺達しかいなかったので
もちろん一番下っ端であり
兵隊としても末端だった。
でもそれが当然だと思った
上を目指す気もなかった。
秀「今日の集会はどんな事
するんやろうなぁ?」
天野「バイクやないかな」
丁治「おっ。始まるぞ」
幹部が奥からやってきて
俺達は並んで整列していた
そして話が始まる。
幹部「ええかぁ?お前らぁ
今日はルシエドと合流して
集会する事なったからなぁ
きっちり行動せえよ~。
お前らの恥は総長の恥に
なってしまうんやからな」
全員「押忍っ」
天野「ルシエドって?」
秀「俺に聞くなや」
丁治「俺もわからへんわ」
この時はまだ知らなかった
そしてこの後知る事になる
幹部「そんじゃあ出るぞぉ
全員総長についてこーい」
俺達は先輩の後ろに乗る。
そして集会が始まった。
いつものルートとは違って
遠くまで遠征をしていると
特攻服を着ている暴走族が
正面からやってきていた。
天野「なんや?なんや?」
秀「喧嘩するんちゃうか」
丁治「ルシファーに喧嘩を
売ってくるやつおるんか」
八巻さんがバイクを降りて
そいつらの方へ近づいた。
向こうも近づいてきていた
??「おう。久しぶりやな」
八巻「おう。突然なんや?
一緒に集会しようとかや」
??「紹介しておきたくてな
後がま見つかったからな」
八巻「後がま?次の代か」
??「俺らもうすぐ引退やろ
ちゃんと育てとかんとな。
安心して引退できへんわ」
八巻さんが話している相手
は5代目ルシエド総長だ
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