第891話 無我夢中

2023年5月1日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
ペチン・・・パチン・・・

須賀「どうやぁ。参ったか
さっさと俺に謝れやぁ」

天野「いやや。絶対に嫌」

幹部「ふわ~あ。つまらん
こんな低レベルの喧嘩とは
思ってへんかったけど」

外野はもう飽きていた。
見る気ももうなかった。

そして・・・状況が変わる

八巻「なにしてんねんや?
みんな集まってどうした」

全員「ちはっす!!」

総長が集会所にやってきた
全員気を引き締めていた。

幹部「天野がなぁ・・・
タイマン張ってるねんや。
その後ろの奴らは誰や?」

八巻「天野がタイマン?
後ろのやつらは天野の友達
のやつらやねんけどな」

秀「天野がタイマン?」

丁治「前へ行こうや」

秀と丁治もやっと来ていた
人混みをすりぬけて秀達は
前にやってきだしていた。

幹部「須賀ってやつや。
全然知らんかったけどな」

八巻「あん?須賀ってのは
うちのチームやったんか」

幹部「そうらしいけどな。
せやからこの後大変や」

八巻「仇うちの件か・・・
まぁ見逃したったらええわ
俺も見てやるかな。天野の
初めてのタイマンぐらい」

幹部「じゃあ終わったら
教えてくれや。弱すぎてな
つまらへんねんからな」

八巻「あぁ。わかったわ」

幹部は下がり総長は前へ。

俺は防御ばかりだった。
須賀に馬乗りされていた。

須賀「早く謝れやぁ」

天野「このままやったら
あかん。なんとかせんと」

秀「おい。天野ぉ。なんで
お前が喧嘩してんねんや」

天野「・・・秀?」

丁治「おい。秀ぇ。今は
タイマンの途中やろうが。
天野の邪魔したんなや」

天野「丁治も・・・ははっ
2人も見に来たんかぁ」

秀と丁治の声が聞こえて
声の方を見るとそこにいた

須賀「んっ?」

俺の見る方向を須賀も見て
かなりの隙が生まれていた

その瞬間に俺はふりほどき
なんとか馬乗りから離れた

そして今度は俺が須賀を
押して倒して馬乗りになり
上から殴り返していた。

なにも考えずに思いっきり
無我夢中で殴り続けていた

天野「うわああああっ」

そして・・・気がついたら
俺の腕は止められていた。

八巻「天野。ストップや。
もう勝負はついてるわ」

八巻さんが止めてくれて
須賀を見てみるともう顔が
ぐちゃぐちゃになっていた

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