第889話 売り喧嘩

2023年4月29日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
その時だった・・・

天野「えっ?あれって?」

うんこ座りをして楽しそう
に話をしている須賀がいた

なんでこんなところに・・
なんであいつがライダース
を着てここにいるのか・・

一瞬わからなくなった。
でも・・・関係ない。

こいつのせいで・・・
秀と丁治が離れていった。

せっかく俺に出来た友達を
こいつの気分で壊された。

それだけが事実だからだ。

俺は一旦幹部の元へ戻った

幹部「あん?どうしたんや
もう買いに行ってきた?」

天野「いえ・・すいません
探していたやつが・・・
今見つかってしまって」

幹部「見つかったんか?
そいつどこおったんや?」

天野「すぐそこに・・・
パシるのは・・・今度に
してもらえませんか?」

幹部「あぁ。わかった。
さて。じゃあ出ようか」

俺は千円を幹部に返して
須賀へ近づいていった。

幹部連中は黙って俺の後
をついてきていた。

その状態に周りが気づく
俺達の方を見出していた

そして・・・須賀の前へ

先輩「ん?なんやぁ?」

須賀「幹部連中に・・・
先頭の奴は誰なんや?」

幹部「こいつがそうか」

天野「はい・・・」

須賀「なんやねん・・」

俺は須賀だけを見ていた

須賀は俺ではなく後ろに
いる幹部達にびびっていた

幹部「同じチームかいやぁ
これは困ったもんやなぁ。
チーム内の喧嘩は認める訳
にはいかへんねんやわぁ」

天野「・・・えっ?」

仲間内の争いは幹部として
認めるわけにはいかない。

内部分裂や派閥にわかれて
しまうことを避ける為に。

それは・・・どんな理由が
あろうと幹部は許さない。

だから・・・俺は・・・
ライダースをすぐ脱いだ。

天野「これでいいですか?
これだったら何も問題は
ないですよね・・・?」

幹部「それやったら俺らに
喧嘩売ってることなんぞ?
仲間に手を出したら俺らは
仇をとらなあかんねんや」

天野「・・・わかりました
じゃあ後から俺を存分に
しばいてくれて構いません

だから・・・こいつと・・
1対1でやらせて下さい」

幹部「マジか・・・天野」

俺は須賀を指さした。
そして幹部に頼みこんだ。

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