天野「・・・って訳です」
幹部「泣かせるやんけ。
仲間の仇なんかいやぁ~」
俺は全部話し終えていた。
幹部は応援してくれていた
幹部「よっしゃあ。天野ぉ
俺らもそいつ探し出すのに
手伝ってやるからやぁ。
きっちり片をつけてこい」
天野「そんな。悪いですよ
俺の問題なんですし・・」
幹部「全然悪くないわいや
お前は俺らの仲間やんけ」
天野「仲間・・・」
幹部「強いか弱いかよりな
戦うかどうかが大事やねん
戦ってるやつっていうのは
人を動かせる力を持ってる
天野。お前が戦うんやから
俺らは動いてやるだけや」
さすがにかっこよかった。
暴走族っていうイメージが
一気に変わってしまってた
天野「じゃあお願いします
俺がびびって逃げないよう
みなさんの勇気を下さい」
幹部「あぁ。わかったわ。
ちゃんと見届けてやるわ」
これで準備が整った。
後は須賀を探すだけだった
須賀「ちはーっす」
先輩「お~。遅いやんけ。
もう幹部達全員来てるぞ」
須賀「あ~。すんません。
ちょっと女と遊んでまして
今度女連中もルシファーの
集会参加したいらしいん
ですけどいいですか?」
先輩「あー。どうやろうな
つーか俺にも女紹介しろ」
須賀「いいっすよ。また
今度先輩で紹介しますわ。
ルシファーっていうだけで
簡単にやれますからね」
先輩「お~。マジかいや。
やっぱ看板はすごいよな」
須賀も集会にやってきてた
いつも通り先輩と話してた
幹部「あ~。腹減ったなぁ
天野~。おごってやるから
ちょっとパシってくれや」
天野「パシリますけど・・
お金なんていりませんよ」
幹部「それはあかんねんや
俺のプライドが許さへん」
天野「なんのプライド?」
幹部「ルシファーの幹部と
してのプライドや」
弱い人間になにかを頼むと
それは命令になってしまう
そうするとそれはただの
弱い者イジメになる。
弱い者をいじめないのが
幹部のプライドだった。
俺は別に構わなかったのに
ただでパシらせるって事は
絶対にしなかった。
天野「じゃパシってきます
そんじゃあ行ってきます」
俺は千円を受け取って
集会所を出ようとしていた
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