八巻「そいつはなぁ。
いじめられっこでなぁ
自分がいじめられてると
他人がいじめられる事が
ないからって事でいじめ
を我慢してた奴でなぁ。
俺はそれが間違ってると
思ったから魔除けにでも
したらええと思ってなぁ
ライダースを渡したんや
でもな。そいつはなぁ。
こう言ってたんや・・・
俺や幹部連中が大事に
背負ってるもんを何も
ない自分が着れないって
着る資格ができないと
着れないって言ってたわ
うちの奴らなんてやぁ。
着たいで着てる奴ばっか
で看板使って威張ってる
のが多いんが現実や。
着たいけど着れないやつ
の思いとかってのはなぁ
一生わからへんと思う」
丁治「いじめられっこ?
そんなやつがルシファー
のライダースを?」
秀「わからへんのか?」
丁治「なにがや?」
秀「天野のことや・・・
今言ってる中学生は」
丁治「はぁ?天野が?
天野がライダースを?」
八巻「なんや?お前も
天野の事知ってるんか」
丁治「・・・はい」
秀「知ってるもなにも
天野をいじめてた奴って
いうのはそいつですよ」
八巻「お前が?天野を?
ずっといじめてたんか」
丁治「違います。天野を
いじめてたんは・・・」
秀「舎弟ですってか?
お前の舎弟がやったから
俺はやってないってか」
丁治「・・・いや俺です
俺が・・やってました」
丁治はやっとわかってた
自分がしなくとも舎弟が
してたとなったら・・・
それは自分の責任だと。
八巻「そうか・・・
でもよかったな。天野は
お前の事恨んでないわ」
丁治「・・・えっ?」
八巻「お前ら2人の優しさ
に甘えてしまっていいのか
どうかで悩んでおったんや
大事な時に頼りにされずに
おったら友達って呼べない
からどうしたらいいのか?
ってずっと悩んでたんや。
昨日相談されててなぁ~」
秀「そんなことを・・・」
八巻「まぁええやないか。
お前らうちの集会来いや。
そこでゆっくり聞きたいわ
どうや?今から来るか?」
秀「いっていいんですか?
俺らみたいなもんが・・」
八巻「かまわへん。俺らは
そんな器小さくあらへん」
丁治「じゃあ行きます」
八巻「三ケツきついから
集会所まで適当に来てや。
入り口で待っといたるわ」
八巻さんは先に向かった。
そして秀と丁治も向かった
集会所に来るということは
秀をやった幹部もいるけど
標的の須賀もいるだろう。
敵の懐にもぐりこむような
危険なリスクの取りかただ
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