第880話 リベンジ

2023年4月16日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
秀「いててて・・・あ~
お前らぁ生きてるか?」

天野「なんとか・・・」

丁治「俺は大丈夫や」

なんとか3人大丈夫だ。
それなりに痛むけど。

秀「なんやったんや?
丁治。知り合いなんやろ
わかるよう説明せーや」

丁治「実はな・・・」

丁治は今までのいきさつ
を簡単に俺達に話した。

秀「先輩やったんか」

丁治「あぁ。前まではな
今は俺が裏切ったみたい
になってるねんけどな」

秀「裏切り者への制裁か
まぁよくある事やなぁ」

丁治「すまんかった」

秀「いや。かまへん。
ちょうど刺激なかったし
暇やったもんやからなぁ

体も気持ちもなまってて
無駄に負けてもうたわ」

秀が楽しそうに笑ってた

今やられたことなんて
どっかにいっていた。

秀「さっきのやつら・・
ルシファーって奴らか」

丁治「あぁ・・・そうや
もめへんほうがええぞ」

秀「知るかいや」

秀が歩き出していた。
俺も丁治も嫌な予感した

丁治「おい。秀。おまえ
まさか乗り込む気か?」

秀「やられっぱなしって
のはしょうにあわへん。
負けが怖くて不良やって
られるかいやぁ。ボケ」

丁治「これは俺の問題や
秀。俺も一緒に行くわ」

秀「あ?やれんのか?」

丁治「あぁ。やったるわ
俺も不良やってんねんや
負けが怖くてやれるか」

秀「へっ・・・じゃあ
勝手についてこいや」

丁治は秀を追いかける。
だから・・・俺も・・・

天野「俺も・・行くよ」

秀「天野は来るなっ!!」

丁治「秀の言うとおりや
天野。お前は帰っとけ」

天野「なんで?俺は2人
の友達やなかったん?」

秀「天野は俺達のツレや。
でもな。お前は違うねん」

丁治「俺らは不良やけど
お前は不良やないねんや」

天野「でも・・・」

秀「気持ちだけもらっとく
心配してくれてありがとな
天野。また月曜学校でな」

丁治「じゃあな。天野」

2人は笑って言ってくれた
2人はもう振り返らない。

天野「なんで・・・」

かっこよすぎた。

負ける勝負ってわかってる
のにリベンジに行く姿が。

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