不良「オラぁ。死ねやぁ」
秀「ぐあっ・・・くそっ」
秀が膝をついていた。
もう体力の限界だった。
舎弟「ハア・・・ハア・・
天野ぉ。わかったやろぉ?
俺らに勝たれんことがぁ。
ええかげん謝れやぁ」
天野「わかん・・・ない。
謝る気も・・・ない」
舎弟「てめぇ。天野ぉ~」
本当は謝りたかった。
謝ったら楽になれるから。
秀「おい。おまえ。丁治。
なに黙って見てるねんや」
丁治「・・・えっ?」
秀「俺はええからやぁ。
天野を助けてやらんかいや
そこでお前より弱い者を
黙って見ておくつもりか」
丁治「・・・っ」
丁治は動くに動けなかった
今動いてしまうと秀の言う
事を聞いた事になるからだ
丁治もプライドがあった。
秀「天野はなぁ。お前が
学校来んからって心配して
くれてたんやぞ?それにな
あいつこの場に出てきてや
あいつなりにお前助けに
来てるんもわからんのか」
丁治「うっせぇ。お前らに
頼んだわけちゃうやんけ」
言いたい事と・・違ってた
でも・・素直になれない。
秀「あー。そうかいやぁ。
お前はやっぱ中途半端やな
タイマン張って分けたから
認めてやろう思ってたけど
お前はどーでもええやつや
お前なんかただのカスや。
天野をいじめる資格ないわ
二度と天野をいじめんな」
丁治「だから・・・俺は
もういじめてへんねんや」
不良「どこ向いてんねん。
お前の相手は俺らやろ?」
ガッ・・・
秀「はぁ・・くそがぁ」
不良「クソはお前やろ。
ええ加減侘び入れろや」
秀「入れるかいやぁ」
不良「生意気な奴やな。
てめぇ。殺してやるわ」
天野「あかん・・・って。
これ以上は・・・危ない」
舎弟「おーっと。行かせん
お前はここで秀がしばかれ
るのを見とけばええねん」
俺は助けにいけなかった。
もう・・・体が動かない。
丁治「・・・おいっ」
不良「あん?なんや?」
ゴッ・・・バンッ・・・
丁治が他校の不良を殴り
秀を助けに入ってきた。
その行動に全員が驚いた
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