不良「おまえらぁ。たった
2人で俺ら相手に勝てると
思ってんのかいやぁコラ」
不良「調子のんなやボケ」
不良達が人数で圧力を
かけてきていた。
秀「勝てるかどうかって
のはやってみなわからんわ
でもや。覚えておけや。
俺はここでやられても必ず
百倍返しにしてやるから」
不良「ぐっ・・・」
秀は報復をする事を伝えた
圧力を弱める為の啖呵だ。
ただ連れられてきている
不良の戦意はこれで消える
しかし・・・つっぱってる
連中には油に火を注ぐだけ
不良「上等じゃあ。コラぁ
しばきまわしたるわぁぁ」
秀「かかってこいやぁ」
そして・・喧嘩が始まった
強い者は秀を狙い弱い者は
俺を狙ってきていた。
ドカッ・・・ドガッ・・・
天野「うわぁ・・・痛い」
舎弟「調子のってんなやぁ
天野は前からむかつくねん
秀に助けられてるとかって
思ってんちゃうぞ。ボケ」
天野「思って・・・ない」
俺は・・・舎弟達に蹴られ
殴られいじめと同じように
やられていた・・・
舎弟「謝らんかいやぁ」
天野「嫌や・・・絶対に
謝ったり・・・しない」
これは・・いじめじゃない
やられているけど喧嘩だ。
喧嘩で謝る事はできない。
秀「天野。大丈夫かいや」
不良「よそみすんなやぁ。
お前の相手は俺らやろが」
秀「つっ・・・ってえな。
このクソボケがぁぁっ」
秀は秀で狙われていた。
丁治「秀・・・天野・・・
お前ら・・・なんでや?」
丁治は戸惑って見ていた。
ただやられているだけの俺
と集団と喧嘩をする秀。
相手の人数は多すぎる。
喧嘩を売っても負けるのが
わかっているのに・・・
自分にはできるだろうか?
秀と天野みたいな事が・・
いつから・・だっただろう
思ってたのと変わったのは
不良になったら仲間の為に
体を張ると思ってたのに。
みんな自分の事だけだった
俺も一緒じゃなかったら
仲間から省かれると思った
俺が憧れたルシファーは
同じ看板を背負った者同士
仲間の為に体を張ってた。
俺も・・・あんな風に
なりたかっただけなのに。
なんで・・・こうなった。
丁治は自分のやってた事が
思ってたのと全然違う事に
気づき自分を恥じていた。
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