天野「よし。そんじゃあ
猫に餌やり終わったから
僕の用事終わったけど」
秀「そうか。そんじゃあ
疲れたから帰ろうかな」
天野「丁治君はいいの?
怒ってると思うけど」
秀「しゃあないやんけ。
明日やればええねんや」
俺と秀は帰っていった。
そして・・・途中で・・
舎弟「おったぞぉ」
秀「ん?なんや?」
舎弟「てめぇ。秀ぇ。
なに逃げてんねんや」
秀「うっさいなぁ~。
明日ちゃんといくわ」
舎弟「そんなんあかんわ
丁治君待ってるねんぞ」
秀「まだ待ってんのか?
わかった。じゃ行くわ」
舎弟「おう。来いや」
舎弟は安心してたようだ
素直についてくるから。
そして・・・学校・・・
体育館裏へ移動した。
丁治「やっと来やがった」
秀「よう。遅くなったわ。
そんじゃあやるかなと」
丁治「お前ら下がっとけ。
こいつとのタイマンやぞ」
丁治以外は下がっていった
タイマンの雰囲気になった
秀「へぇ。お前はタイマン
できるんかいや。弱い者を
いじめるだけやのにな~」
丁治「俺はこいつらとは
違うねん。弱い者をいじめ
るんはこいつらだけや」
秀「はぁ?そいつらを束ね
てんのはお前やろうが。
全然説得力ないな。バカ」
丁治「てめぇ・・・コラ」
秀「来いやぁ。カスがぁ」
タイマンが・・始まった。
完全な殴り合いだった。
ゴッ・・・ドスッ・・・
ガキッ・・・ドボッ・・・
丁治「んっじゃあコラぁ」
秀「うおっらああぁぁ」
舎弟「おい・・マジか・・
互角やないんか?これ?」
まさかの・・展開だった。
丁治と互角の強さだった。
きれいな喧嘩ではなくて
泥臭い喧嘩のやりとりだ。
どっちも一歩も引かない。
丁治「おらぁ・・・こいや
そんなもんか・・・おっ」
秀「こっちの・・・台詞や
お前みたいな・・・弱い者
いじめやってるやつ・・・
ごときに本気なれるかい」
そしてどっちも強がってた
もうボロボロだったのに。
天野「これが・・・不良」
この時にやっとわかった。
不良は不良でも色々いる。
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