第865話 近い関係

2023年3月25日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
ドッドッドッドッ・・

秀「誰やぁ?」

天野「こんにちわ」

八巻「おう。天野。誰?
こいつは知り合いか?」

秀「あん?なんなん?
なんで天野が・・・?」

秀は風格を見ていた。
俺と知り合いというのが
イメージできてなかった

天野「実はですね・・」

八巻さんに秀の事を話し
秀に八巻さんの事を話す

八巻「へぇ。そうなんか
転校生が来たとはなぁ~
まぁ天野の事頼むわな」

秀「いや~。まさか族の
総長とは。なんかオーラ
あって怖い思いました」

天野「秀はいきなり八巻
さんに喧嘩売ってたから
さすがにドキドキした」

秀「アホ。理由もなくて
しばかれるか思ったんや
威嚇するしかなかった」

八巻「しばきはせんけど
それで不良は正解やねん

やっぱ不良やってるとな
引き下がったらあかん」

秀「お~。さすがですね
やっぱわかってますよ」

天野「全然わかんない」

不良と不良集団トップと
いじめられっことでは
さすがに温度差があった

秀はこれがきっかけで
八巻さんと知り合った。

そして八巻さんも秀を
気に入り集会へ誘った。

秀「はい。ぜひ参加を
させてほしいと思います」

八巻「あぁ。来いや。
天野。お前も来たらええ。
たまには顔出しにこいや」

天野「じゃあ・・・はい」

秀「族の集会かぁ~。
初めてやから緊張するわ」

天野「すごい人多いから
めっちゃ緊張するよ?」

秀「そりゃそうやろなぁ
どうしたらええんやろ?

俺も基本1人やからなぁ
人付き合い苦手やしな」

八巻「人付き合いってな
苦手にしてたらあかん。

1人で生きていくのはな
さすがに限界あるねん」

秀「そうなんですけどね
周りは俺を利用しようと
するのしかいなくて」

八巻「恵まれてなかった
そういうことかいな?」

秀「そうかもしれません
俺もダメなんですけど」

八巻「人は難しいねんや
まぁ1回集会に来いや」

秀「帰るんですか?」

八巻「あぁ。猫も元気やし
天野も友達できたみたいで
俺は安心したから帰るわ」

八巻さんはすぐに帰った。
バイクですぐ去っていった

秀「まさか総長とはなぁ~
さすがにオーラあったわ。

なんで天野はあんな人と
知り合いなんや?」

天野「んー。覚えてない。
それに知り合いってほどの
近い人でもないんやけど」

八巻さんと俺が近い関係と
思われると迷惑がかかる。

やっぱり立場が違っていた

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