天野「ちょっと・・・
あかんってこんなん」
丁治と秀の間に入った。
丁治「どけや。天野」
秀「そいつの言う通りや
天野・・邪魔すんなや」
天野「やるなら放課後。
今やったら・・・邪魔が
入ってくるから・・・」
秀「やとよ?どうや?」
丁治「一理あるな・・・
放課後体育館裏来いや。
そこで決着つけようや」
秀「放課後な。わかった
ひとつだけ教えてくれや
お前がこの学校の頭か」
丁治「あぁ。俺がそうや
俺に逆らうのはおらん」
秀「お前が頭なんかぁ。
しょうもなさそうやな」
丁治「なんやと?コラ」
秀「いじめやるヤンキー
引き連れて威張ってる
のが頭やったらたいした
ことないなぁ~・・って
言ってるんやけどぉ?」
舎弟「なんやとぉ。オラ
殺すぞぉ~。コラぁぁ」
丁治「やめろ。落ち着け。
秀か。お前殺したるから」
秀「返り討ちにしたるわ」
丁治は仲間を引き連れて
学校の中へ入っていった。
俺達も教室へ入っていった
そして・・・放課後・・・
丁治達は体育館裏にいた。
丁治「・・・遅いな」
舎弟「もしかして・・・
逃げたんちゃいますか?
丁治さんにびびってやぁ」
舎弟「それはありえるな」
丁治「おい・・呼んで来い
さっさ探してつれてこい」
舎弟「はいっ」
舎弟が秀を呼びに行った。
その頃・・・俺達は・・・
天野「いいの?無視して」
秀「あかんやろうなぁ~。
でもしゃあないやないけ。
天野が猫に餌をやるとか
いいだしてるねんからや」
天野「だって・・・」
俺達は・・・無視してた。
というより秀がついてきた
丁治と喧嘩するよりも・・
俺の後をついてきていた。
それだけで・・嬉しかった
猫「にゃあ~。にゃあ~」
秀「うわっ。多いやんけ」
天野「いつもこうやで。
だから食費が大変やねん」
秀「ふーん。すげぇなぁ。
天野はこんなことを2年も
やってるねんなぁ~」
天野「友達いなかったし。
猫達だけだったし・・・」
秀は俺を褒めてくれてた。
褒められるのが嬉しかった
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