第864話 喧嘩売り

2023年3月24日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
天野「ちょっと・・・
あかんってこんなん」

丁治と秀の間に入った。

丁治「どけや。天野」

秀「そいつの言う通りや
天野・・邪魔すんなや」

天野「やるなら放課後。
今やったら・・・邪魔が
入ってくるから・・・」

秀「やとよ?どうや?」

丁治「一理あるな・・・
放課後体育館裏来いや。
そこで決着つけようや」

秀「放課後な。わかった
ひとつだけ教えてくれや
お前がこの学校の頭か」

丁治「あぁ。俺がそうや
俺に逆らうのはおらん」

秀「お前が頭なんかぁ。
しょうもなさそうやな」

丁治「なんやと?コラ」

秀「いじめやるヤンキー
引き連れて威張ってる
のが頭やったらたいした
ことないなぁ~・・って
言ってるんやけどぉ?」

舎弟「なんやとぉ。オラ
殺すぞぉ~。コラぁぁ」

丁治「やめろ。落ち着け。
秀か。お前殺したるから」

秀「返り討ちにしたるわ」

丁治は仲間を引き連れて
学校の中へ入っていった。

俺達も教室へ入っていった

そして・・・放課後・・・
丁治達は体育館裏にいた。

丁治「・・・遅いな」

舎弟「もしかして・・・
逃げたんちゃいますか?
丁治さんにびびってやぁ」

舎弟「それはありえるな」

丁治「おい・・呼んで来い
さっさ探してつれてこい」

舎弟「はいっ」

舎弟が秀を呼びに行った。

その頃・・・俺達は・・・

天野「いいの?無視して」

秀「あかんやろうなぁ~。
でもしゃあないやないけ。
天野が猫に餌をやるとか
いいだしてるねんからや」

天野「だって・・・」

俺達は・・・無視してた。
というより秀がついてきた

丁治と喧嘩するよりも・・
俺の後をついてきていた。

それだけで・・嬉しかった

猫「にゃあ~。にゃあ~」

秀「うわっ。多いやんけ」

天野「いつもこうやで。
だから食費が大変やねん」

秀「ふーん。すげぇなぁ。
天野はこんなことを2年も
やってるねんなぁ~」

天野「友達いなかったし。
猫達だけだったし・・・」

秀は俺を褒めてくれてた。
褒められるのが嬉しかった

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