第862話 1人と1人

2023年3月22日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
丁治「転校生やと?」

舎弟「そうやねん。
そいつが強くてやぁ。
俺らの事なめてんねん」

丁治「そんで?なんや?
俺に仇とってくれか?」

舎弟「そういうわけじゃあ
ないねんけど・・・」

丁治「どうしましょうか?
須賀さん。どうします?」

須賀「やったったらええ。
仲間やられて無視してたら
ルシファー失格やからな」

丁治は・・・ルシファーの
ライダースを着ていた。

先輩の紹介でライダースを
もらって入っていた。

それは同時にルシファーの
看板を手に入れていた。

丁治「わっかりましたわ。
じゃあ明日やってきます」

須賀「おう。やってきたれ
丁治は俺の紹介でちゃんと
ルシファー入れたるから」

丁治「わっかりました。
ちゃんと俺の事八巻総長に
推薦しといて下さいね」

須賀「おう。任せろやぁ」

そして・・・翌日・・・

秀「おーい。天野ぉ~。
一緒に学校行こうぜぇ~」

天野「げっ・・・なんで
待ち伏せしてんの?」

昨日会った場所で・・・
秀が俺を待っていた。

俺は無視して先に行く。
秀は後ろからついてくる

秀「なぁ~。なんでや?
なんで無視すんねんや」

天野「ほっといて下さい」

秀「同じ1人もん同士やぁ
仲良くやっていこうやぁ」

天野「・・・1人もん?」

秀「おう。俺も1人もんや
天野と一緒でツレっていう
ツレはおらへんねんや」

天野「なんでですか?
あんなに強いのに・・・」

秀「嫌われてまうねんよな
仲間意識ってのないから」

天野「強かったら・・・
仲間って多いですよね?」

八巻さんがそうだった。
なのに・・・わかんない。

秀「そうでもないねんや。
前の学校では俺が怖くて
みんなびびってたからな」

天野「みんなが?」

秀「まぁ。そういうことや
天野はいじめられて1人。
俺は喧嘩しすぎて1人って
ことでちょうどええやん」

天野「ちょうどええって
言われても・・・僕と一緒
にいたらいじめられるよ」

秀「せやからええねんや。
天野いじめるやつおったら
代わりに俺が買ったるわ。

ちょうど喧嘩に困らんから
手間が省けて助かるわ」

同じ・・・だった・・・
去年のルシファーが言って
くれた言葉と・・・

この時もし秀がこうやって
言ってくれなかったら俺は
ずっと1人だっただろう。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ