丁治「これがルシファーの
集会かぁ。すげぇなぁ~」
先輩「しっかり乗っとけよ
落ちても助けへんからな」
須賀「最高~。いえーい」
丁治「気持ちええなぁ~」
丁治達は後ろを走っていた
最高の時間はあっという間
に過ぎて散会していた。
僕は先に八巻さんに家まで
送ってもらっていた。
幹部「おー。戻ってきたか
天野は無事帰ったんか?」
八巻「おう。お疲れさん。
ちゃんと家帰してきたわ」
幹部「コーヒーでええか?
ほれ。総長の分。飲めや」
八巻「あぁ。ありがとう」
一息ついて話をする。
八巻「今日はありがとう。
幹部達には感謝してるわ」
幹部「あ~?なんでや?」
八巻「天野にライダースを
渡して怒らんかったやろ」
幹部「総長の頼みやからな
俺らが聞かなあかんやろ?
それに・・・まぁ・・・
あいつはあのライダースを
着て威張りはせんやろしな
いじめられっこにとっては
ええ魔除けにはなるやろ」
八巻「魔除けか。ええやん
なんか俺らかっこええな」
楽しい時間はすぐに過ぎて
翌週からいつも通りになる
学校の登校時間・・・
ドスッ・・・ドッ・・・
天野「げほっ・・かはっ」
舎弟「おいおーい。そんな
痛がって大丈夫かぁ~?」
舎弟「思いっきり殴ってる
やんけ。そりゃ痛いやろ」
舎弟「うっせえな~。俺の
全力はもっと痛いねんや」
ぎゃははははっ。
登校途中に待ち伏せされて
いつも通り殴られていた。
道行く同級生達は目を背け
黙って通り過ぎていってた
もちろん見てみぬふりだ。
もう・・慣れたけど・・・
丁治「おう。お前らぁ~。
悪いな。ちょっと遅れた」
舎弟「おはよう。丁治君。
全然待ってへんよ。暇潰し
で天野シバいてたらかや」
天野「ごめんね・・・」
舎弟「ごめんねちゃうわ」
丁治「おいおい。朝やぞ。
それよりもやぁ。俺土曜日
ルシファーの集会出てん」
舎弟「え~?マジでぇ?
めっちゃすげえやんかぁ」
丁治「一瞬やったけどな。
総長も見かけてん。俺が
挨拶したら挨拶してくれて
めっちゃかっこよかった」
舎弟と丁治は何事もなく
学校へ向かっていった。
天野「いったぁ・・・あれ
もうこんな時間・・・
早くいかないと遅刻する」
俺は汚れた制服を振り払い
遅れて学校へ向かってった
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