第856話 登校途中

2023年3月15日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
丁治「これがルシファーの
集会かぁ。すげぇなぁ~」

先輩「しっかり乗っとけよ
落ちても助けへんからな」

須賀「最高~。いえーい」

丁治「気持ちええなぁ~」

丁治達は後ろを走っていた

最高の時間はあっという間
に過ぎて散会していた。

僕は先に八巻さんに家まで
送ってもらっていた。

幹部「おー。戻ってきたか
天野は無事帰ったんか?」

八巻「おう。お疲れさん。
ちゃんと家帰してきたわ」

幹部「コーヒーでええか?
ほれ。総長の分。飲めや」

八巻「あぁ。ありがとう」

一息ついて話をする。

八巻「今日はありがとう。
幹部達には感謝してるわ」

幹部「あ~?なんでや?」

八巻「天野にライダースを
渡して怒らんかったやろ」

幹部「総長の頼みやからな
俺らが聞かなあかんやろ?

それに・・・まぁ・・・
あいつはあのライダースを
着て威張りはせんやろしな

いじめられっこにとっては
ええ魔除けにはなるやろ」

八巻「魔除けか。ええやん
なんか俺らかっこええな」

楽しい時間はすぐに過ぎて
翌週からいつも通りになる

学校の登校時間・・・

ドスッ・・・ドッ・・・

天野「げほっ・・かはっ」

舎弟「おいおーい。そんな
痛がって大丈夫かぁ~?」

舎弟「思いっきり殴ってる
やんけ。そりゃ痛いやろ」

舎弟「うっせえな~。俺の
全力はもっと痛いねんや」

ぎゃははははっ。

登校途中に待ち伏せされて
いつも通り殴られていた。

道行く同級生達は目を背け
黙って通り過ぎていってた

もちろん見てみぬふりだ。
もう・・慣れたけど・・・

丁治「おう。お前らぁ~。
悪いな。ちょっと遅れた」

舎弟「おはよう。丁治君。
全然待ってへんよ。暇潰し
で天野シバいてたらかや」

天野「ごめんね・・・」

舎弟「ごめんねちゃうわ」

丁治「おいおい。朝やぞ。
それよりもやぁ。俺土曜日
ルシファーの集会出てん」

舎弟「え~?マジでぇ?
めっちゃすげえやんかぁ」

丁治「一瞬やったけどな。
総長も見かけてん。俺が
挨拶したら挨拶してくれて
めっちゃかっこよかった」

舎弟と丁治は何事もなく
学校へ向かっていった。

天野「いったぁ・・・あれ
もうこんな時間・・・
早くいかないと遅刻する」

俺は汚れた制服を振り払い
遅れて学校へ向かってった

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