第852話 圧力と恐怖

2023年3月9日

第33部-強者と弱者-

t f B! P L
近くまで行くとバイクの
吹かす音が大きくて怖い

入り口の前で壊そうな人
が立って見張っていた。

おそるおそる近づいた。

門番「なんや?お前は」

天野「あのーすいません。
今日ここに来いって・・・
言われたんですけど・・」

門番「あ?誰にや?」

天野「八巻さんって人に。
・・・すいません。そんな
話し聞いてないですよね?
すいません。帰ります」

俺はさっさと帰ろうとした
からまれたら怖いから。

門番「ちょっと待て。
お前が・・・そうなんか」

天野「えっ?」

門番が電話をしだした。
そして話が通った。

門番「入れ。ついて来い」

天野「いいんですか・・?
俺なんかが入っても・・」

門番「ええからはよ来い。
黙ってついてきたらええ」

天野「はい。すいません」

そういって中へ入った。
奥へ向かう門番の人の後を
黙って下を向いて歩いてく

これからシバかれるのかと
思ってしまったりしていた

暴走族にいじめられるとか
殺されると思ったから・・

そして・・・奥へ着いた。

門番「つれてきましたよ。
そいつで間違いないスか」

幹部「お前がそうなんか。
八巻の名前語ったやつは」

天野「いえ。すいません」

門番「適当名乗ってたら
今ぶち殺しますけど?」

天野「ひっ・・・」

体の震えが・・止まらない
恐怖で声も出なくなった。

八巻「いや。そいつや。
そいつが俺の言ってた奴や
ありがとう。戻ってええぞ
天野。びびらんでええから
顔上げろや。・・天野?」

俺は顔が上げられない。

天野「ひっ。すいません。
すいません。ごめんなさい
僕・・間違えてました」

あまりの恐怖に・・・
俺は謝るしかなかった。

幹部「おい。どうした?」

八巻「ちょっとやばいな。
パニックなってるみたいや
天野ぉ。大丈夫やぞぉ」

天野「すいません。
もうしませんからぁ。
許してください。本当に
ごめんなさい・・・」

八巻「天野ぉぉぉっ。
落ち着けぇぇ~。」

八巻さんが俺を抱きしめた
それで・・・我に戻れた。

天野「八巻・・さんっ?」

八巻「落ち着いたか?
ちょっと怖かったんよな」

天野「怖かったよぉ・・・
殺されるかと思ったもん」

俺には刺激が強すぎた。
不良は不良でも族の人達が
かもし出す雰囲気は違う。

怖さが全然違っていた。

今まで怖いと思っていた
丁治の舎弟がかわいく
思えてしまってた。

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