守君がこっちへ戻ってきた
司「お疲れさんでした。
どう?納得できた?」
守「あぁ。体感できたわ。
総長となるとやっぱ違うわ
もうやりたくないけどな」
司「珍しく結構ダメージ
負ってるもんね~。明日に
なったら腫れるよぉ~?」
守「制限されてたからなぁ
装備されてたら難しいねん
さすがに少し迷ったわぁ。
帰ったら手当てするけど」
司「柔法だけでやったら
楽に勝てたと思うけど?」
守「アホなこというなや。
それやったら体感できへん
あの人の仲間がバカやない
そんな勝ち方したないわ」
戦う以上・・・勝ちに拘る
それは当然のことだった。
勝つだけだったら相手に
何もさせずに勝てばいい。
そうしてたら守君はもっと
簡単に勝っていただろう。
しかし・・・この喧嘩は
勝たないといけないような
理由は守君にはなかった。
だから勝つことよりも現役
トップの強さを体感したい
そっちを重視してやってた
司「じゃあ・・帰ろうか」
守「あぁ。かなりきつい。
帰りの運転は頼むわ」
司「ミッション久しぶりや
教習所以来なんやけど?」
守「超安全運転しとったら
問題ないわ。こけるなよ」
僕達は帰ろうとしていた。
しかし・・呼び止められる
後輩「待てやぁ。お前らぁ
このまま黙って帰らせると
でも思ってんのかいやぁ」
司「やっぱ・・ダメかな」
守「1人で大丈夫か?」
司「まず無理やろうね。
でも手加減しなかったら
かなり倒せると思うよ」
守君はダメージが重い。
僕がやるしかなかった。
これが無理とわかっても
負けられない戦いだ。
闘争本能全開で構える。
致死的1撃を与えようと
すぐに決めていた。
ヴォンヴォンヴォーーン
ヴォンヴォーーンヴォン
後輩「誰やぁ。おいっ」
単車で煽る音がしていた
僕達は全員音の方を見た
司「守君・・・あれ」
守「あぁ。なんでやろ」
龍「おーい。ストップや
ちょっと止まっておけ」
拓「丁治ぃ。久しぶり~
秀はおらへんのかぁ?」
丁治「ルシエド?なんで
ここに来てるねんや?」
圭吾「おっ?お前ら?」
圭吾さんが僕達に気づく
司「お久しぶりです」
守「こんちわっす・・」
圭吾「なんやぁ。礼二の
相手はお前らやったんか
まぁ・・・また後でな」
司「礼二?知り合い?」
圭吾さんは僕達の前を
通り過ぎていった。
そして奥へ向かっていく
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