丁治「天野ぉ・・立つなぁ
お前にそんなかっこ悪い事
させたくないねんやぁ」
丁治は座り込んでいた。
これ以上は見れない・・・
目を背けてしまっていた。
天野が守君を殴る。
ペチンッ・・・
天野「ハァ・・・ハァ。
来いや・・次はお前や」
守「あぁ・・俺の番やな。
しっかり歯くいしばれよ」
バッキイィッ!!・・・
天野「・・・っ!!」
ドサッ・・・
守君の本気のパンチだ。
きっちり勁を入れていた。
あれは・・・耐えれない。
守君はまた近づいていった
守「次はお前の番や・・・
さぁ・・・立てや・・・」
天野「あぁ・・・悪いな。
起こしてもらって・・・」
また天野を起こしていた。
知らない間にお互い順番に
殴り合うようになっていた
丁治「もう・・あかんやろ
これ以上やる必要ないぞ」
司「いや・・・まだやわ」
丁治「なんでやねんや。
なんでお前は止めへんねん
俺はもう何回も止めたいと
思ってしまってるのにや」
司「表情を見てよ・・・
天野さん。折れてないよ」
丁治「・・・えっ?」
司「終わってないもん・・
なのに・・止められへん」
僕も見ていて辛かった。
手を強く握り締めて見てた
丁治「アトロ・・・お前ら
どんだけの修羅場くぐって
きたんや・・・」
ここで止めない僕の判断に
丁治は畏怖していた。
守君と天野はその後も
ずっと順に殴り合っていた
力の残ってない天野の拳。
力をちゃんと伝える守君。
同じ1撃でも全然違ってた
それは誰が見てもわかった
もう・・・10往復してた
でも・・・まだ続いていた
天野「まだ・・まだ・・」
フッ・・・ドサッ・・・
天野はその場に倒れこんだ
守「・・・もう終わりや。
あんたぁすごかったわぁ。
総長の意地体感できたわ」
守君がこっちへ戻ってきた
決着の終わりを告げていた
司「丁治さん。終わったよ
天野さん。すごかったよ」
丁治「終わった?天野は?
・・天野は無事なんか?」
丁治は天野の元へ行った。
それを見て後輩も近寄った
龍「今度こそ終わったなぁ
天野総長の元行ってるわ」
拓「どうする?総長?」
圭吾「負けたみたいやから
行っとかなあかんやろうな
防衛線ぐらい張っとかなな
さて・・・じゃあ行くか」
龍「天野総長やったやつは
どんな奴なんかなぁ?」
圭吾「おい。龍。あんまり
興味を持つなよな」
龍「はいはい。わかった」
ルシエドの連中が動き出す
僕達の元へ近づいてきてた
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