第835話 当事者同士

2023年2月13日

第32部-正義vs正義-

t f B! P L
天野「おおっらぁぁ~」

守「うおらあああっ」

ゴッ・・・ガッ・・・
バキッ・・・ゴンッ・・

それはただの殴り合いだ。
技術も何もなかった。

そして天野が膝をつく。

天野「ハァ・・・ハァ」

守「まだやぁ。立てぇ!!」

守君は天野を立たせる。

丁治「おい・・もう」

司「もう止める気なん?
あんたの頭はこんなもんと
ちゃうと思うねんけどなぁ
ギブアップさせるんか?」

丁治「ぐっ・・・くそっ」

守「殴ってこいやぁ。
最初の時の勢いどこやぁ
もっと意地みせてこい」

天野「・・・うっさいな
まだぁ・・やれるわぁ」

ガッ!!・・・

天野は力を振り絞って
全力で守君を殴った。

守「そうや。それやぁ。
根性見せてくれやぁ」

バッキイィィ・・・

天野「ぶあっ・・・」

すぐ守君が殴り返した。
天野は倒れてしまってた。

守「ハア・・・ハア・・」

そして・・立ってこない。

この瞬間・・・終わった。
とほとんどが思っていた。

龍「おおっ。終わった?」

拓「まさか負けるとはな。
そろそろ動くべきかな?」

圭吾「まだじっとしてよう
もうちょっと見ときたい」

龍・拓「あ~?マジか?」

そして・・・こっちは。

丁治「天野ぉぉ~」

丁治が近づこうとする。
しかし・・・行かせない。

僕が無理矢理止めていた。

丁治「放せぇ。放せやぁ」

司「まだや。動くなやぁ。
お前ぇ。ほんまに天野さん
の下のもんかいやぁ~」

丁治「もう終わったやんけ
まだ俺達バカにするんか」

司「バカにする訳ないやろ
ええから黙って見ておけ」

守君がこっちへ来ない。
当事者の守君が終わりとは
とっていなかったからだ。

天野の元へ近づき起こす。
また無理矢理立たせていた

守「まだ終わってへんやろ
次・・・そっちの番やぞ」

天野「あぁ・・・まだやぁ
まだぁ・・終わってへん」

天野は1人では立てない。
これ以上は・・・生き恥だ

もうこれ以上は無理だと
みんな思っていただろう。

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