守「すげぇなぁ・・・
久しぶりに怖いって感情
が生まれてきてるわぁ」
司「・・・久しぶり?」
天野「初めてやないんか?
俺みたいなんが相手って」
守「いや・・・お前みたい
なんは初めてや・・・でも
武装してなくても今のお前
と同じぐらい怖かった時が
あってな。思い出したわ」
天野「武装してなくて?」
守「あぁ・・・小さい頃の
記憶でうろ覚えやけど・・
ダディと構えた時や・・」
司「清人さんかぁ・・・」
天野「ダディってなんや?
お前は帰国子女かいやぁ」
天野が守君へ走って近づく
守「帰国子女やぁ」
守君も走って向かっていく
自殺行為に・・近かった。
そして・・・守君は相打ち
を狙うが天野は打たない。
守「・・・打たへんのか」
天野「お前甘ちゃんやな。
よくそんなんで来れたな」
天野が想像の上を行った。
天野は戦い方をわかってた
そのまま体当たりしてきた
守「ぐはっ・・・」
天野「オラぁ。死ねやぁ」
ドボオッ・・・
守「ああっ・・・」
ドサッ・・・
守君が・・・倒れた。
膝の力が抜けて倒れていた
司「守君が・・負けた?」
その倒れ方はすぐ立てない
のが見ていてわかった。
みぞおちに手甲をつけた拳
で思いっきり殴っていた。
全身武装している体当たり
の衝撃は全て目的物に返る
守君は衝撃を全て受けてた
その後ですぐみぞおちだ。
立ってられる訳がなかった
天野「そんなもんかいや。
あんだけ大口叩いてて・・
じゃあアトロ・・やるか。
俺はダメージないからな
このまま連戦で構わへん」
天野は僕の方を見た。
そして近づいてきていた。
司「あっ・・・ああっ」
僕は・・・震えていた。
いくら武装してるからって
守君に何もさせずに勝った
その結果を目の当たりにし
未だ信じられなかったから
僕から・・戦意は消えてた
戦いたくないと・・思った
守「おいおい・・・まだや
どこいくねんやぁ。お前」
天野の足がピタッと止まる
そして後ろを振り向いた。
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