第829話 仲間の仇

2023年2月7日

第32部-正義vs正義-

t f B! P L
天野「何や?びびったか?
さっきまでの調子よかった
んはどこいったんやぁ?」

天野が守君に近づいていく
考える隙を与えさせない。

守「くそっ・・わからん。
他に・・・隠してへんか」

守君はうかつに動けない。

天野が他にも何か隠してる
かもしれないからだ・・・

負けられない想いの強い
天野がこれだけしか用意を
してないとも考えにくい。

相手は総長・・仲間の仇を
とるためにタイマンを挑む

その覚悟は簡単じゃない。

最後の手段や形勢を一気に
ひっくり返せるなにかが
あると思わせてしまってた

それが守君を惑わせていた

天野「どうしたぁ。こいや
ちょこまか避けやがって」

守「・・・くっ」

天野は力任せに攻撃をする
守君は避けるしかなかった

司「守君が・・・後手?」

はじめてだった・・・
何もできない守君は・・・

そして天野が攻撃を全て
かわされて攻撃を変える。

ガシッ・・・

守「なっ・・・?」

天野「つーかまえたっ」

天野が守君の服を掴んで
逃げられないようにした

避けるしか選択がない
場合捕まれるのは致命的
だった。

そして力任せに殴った。
守君は防御をするが・・

ゴガッ・・・ドシッ・・

守「うげっ・・・あっ」

天野「効くやろ?これ。
手甲でのパンチと安全靴
の蹴りやねんけどなぁ」

防御が意味をなさない。
守君の膝が崩れ落ちる。

が・・・倒れない・・・
倒れそうになるが立てた

天野「あ?倒れへんか」

守「倒れたいけどな・・
倒れたらあかんねんや。
お前なんか格闘技でも
やってんのか?」

天野「あ?やってへんわ
格闘技なんてやってたら
喧嘩なんてできへんぞ」

守「そうか・・・まさか
対角で攻撃してくるとは
思ってへんかったから」

格闘技で避けれない攻撃
としての繋げ方がある。

それが対角での攻撃だ。

例えば右でパンチをして
すぐに左の足で蹴ると
まず相手は避けれない。

対応を知っていれば
避けれないことはないが
避けるより受けるほうが
ダメージは少なくてすむ

反応が良いにしても
ガードで精一杯だろう。

ただ・・・これは総合
格闘技をやってる者が
使ったりするが素人は
まず使わない技術だ。

素人は当てることを
考えず一撃狙いだから。

天野みたいに武装して
当てるだけでいい状態で
戦う事はまずないだろう

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