それから5分が過ぎ・・・
天野はずっと待っていた。
そして・・・
天野「やっと来たか・・・
あのジェイドがそうか」
ヴォンヴォンヴォン・・・
ドッドッドッドッド・・・
ジェイドに乗った2人組が
フルフェイスをかぶって
2人乗りをしていた。
1人はバイクから先に降り
フルフェイスを脱いで先に
天野へ近づいていった。
司「ぷあっ。すみませんね
遅くなってしまいまして」
天野「よく来てくれたなぁ
来てくれただけで感謝や。
2人がかりでも構わへん」
司「本当は来たくなかった
んですけどね・・・でも」
天野「来たくなかった?
ここまで来といてやらへん
ってのは聞かれへんぞ?」
天野が今すぐにでも
かかってきそうだった。
司「お前にはもったいない
総長は俺がやるからって
言って聞かないんですよ」
天野「・・・なにっ?」
もう1人もフルフェイスを
外してこっちへやってきた
守「あんたが総長かぁ~。
へぇ。オーラあるやんかぁ
悪いけど総長はいただいた
アトロみたいな弱いもんを
イジメても楽しくないやろ
俺がちゃんと相手するし」
天野はあっけにとられてた
探してもないやつがやる気
になっていたから・・・
天野「誰や?コイツは?」
司「うまくいえない・・・
ただ・・・僕と丁治さんの
タイマンを見て自分がやら
なかったのを後悔してる人
で今日期待してるみたい」
天野「後悔してるやと?」
守「今日バイト休んでまで
こっちに来たんやからな。
ちゃんと楽しませてくれよ
丁治ってやつよりもなぁ」
天野「悪いけど・・・
アトロとやらしてくれや。
アトロとやりたいねんや」
守「今度やればええやんけ
弱い者いじめしたいか?」
天野「アトロが弱いって?
はっ・・・ふざけんなや。
お前は何も知らへんのか?
そいつは弱そうに見える
けど実際はなぁ・・・」
司「弱いですよ。僕は」
天野「アホな事いうなや。
うちの丁治と秀をタイマン
張って勝ってんねんから」
司「ですから・・・バアト
よりも僕は弱いんですよ。
手加減されて負けますし」
天野「・・・なんやとっ?
お前ら・・どういう事や」
守「そういうことやねん。
それにお前は総長やろ?
俺はアトロの師匠やねん。
部下の責任は頭の責任や。
頭同士で決着つけようや」
天野「そうなんか・・?」
司「はい・・・僕はバアト
の言う事に逆らえません。
いつも従ってばっかです」
天野「そうか。わかった」
天野は個人で筋を通して
司にタイマンを挑んできた
守は上の立場の人間として
筋を通し喧嘩を売っていた
どっちも・・・正義だ。
間違ってはいないだろう。
ただ・・・正義は勝つ。
勝つから正しいのだろう。
負けたほうに正義は無い
ただ・・・結末の前に
筆者の個人的な意見を先に
ここで述べさせてもらう。
この結末は未だにどっちが
正しいのかがわからない。
だから・・・見てほしい。
筆者の文章力でどこまで
伝えられるかわかんないが
精一杯詳細を伝えるから。
どっちが正しかったのかを
最後まで見届けてほしい
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