天野「んで?君はほんまに
アトロを知ってるんか?」
司「はい・・知ってます」
天野「ふーん・・・」
少し沈黙が続いた・・・
司「俺がやらなあかんって
言ってましたけど・・・
それはなんでですか?」
天野「君やったら・・・
言わなくてもわかるやろ?
仲間がやられてしまった。
それだけやねんけど?」
司「言いたくなかったら
言わなくても言いですけど
名前聞いていいですか?」
天野「あぁ・・・先に
こっちから言わんとな。
筋が通らんやろうからな」
司「・・・えっ?」
意味深な言葉だった・・・
そして天野はわざわざ僕の
前に立って自己紹介をした
天野「6代目ルシファーの
総長やらせてもらってる
天野 礼二や。アトロ君」
司「ルシファー・・・って
あっ・・・ああっ!!あの」
天野「まさか目の前になぁ
おると思わへんかったわ。
丁治から聞いた通りやった
丁治が負けたって言うから
そう信じれへんかったけど
確かに弱そうな奴やなぁ」
司「・・・すいません」
天野「いや・・・悪いな。
丁治やった奴に弱そうって
言った俺が失礼やったわ。
さぁ。立て。タイマンや」
天野は構えた。戦闘態勢に
すぐに入りこんでいた。
司「ちょっと待って下さい
僕はやりたくないんです」
天野「丁治やっといてか?
秀もやっといてかぁ?」
司「それは・・・」
ドシイイィィ・・・
司「ぐっ・・・危ない」
脇腹を蹴りに来ていた。
僕はコンビニで買った
お菓子とかの入っている
袋でガードをした
天野「お前は俺の大事な
仲間を2人やってるんや。
やりたくないですまんねん
さぁ・・・早く構えろや」
僕は・・・煽られていた。
だけど・・・
司「・・・嫌です」
天野「てめぇ・・・」
司「仲間の為に僕を探して
走り回っていたんでしょ?
仲間を大事にする人に・・
しかも仇をとる為に・・・
仲間を引き連れずに総長が
たった1人で動いてるなら
僕は・・・戦いたくない」
天野「ふっ・・あはははっ
いやぁ。そんな事を言われ
たんは初めてやなぁ~。
アトロ君はおもろいなぁ」
天野は態度を豹変させた。
僕はまだ油断しなかった。
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