第815話　挨拶

天野「なんや。お前か」

寿一「・・・お前やと？
龍さんに向かってそんな
事言って殺されるぞ？」

龍は黙って通りすぎる。

??「ちはっす」

??「ちはっす」

龍「なにやってんねんや
つーかお前ら誰やねん」

??「自分。経泥路って
チームの安田さんの後輩
で白石って言います!!」

??「自分も経泥路って
チームの安田さんの後輩
で松野って言います!!」

龍「そうか。わかった。
じゃあ今すぐ帰れや」

??「えっ？でも・・・」

龍「２度は言わへんぞ」

龍は天野の方へ向かった。

龍「お久しぶりですね」

??「・・・えっ？」

寿一「龍さんが・・・？」

ルシエド幹部が頭を下げる
そこにいた全員が驚いた。

龍「どうしたんですか？
さっきすれ違った瞬間に
びっくりしましたよ」

天野「なんや？須磨に来て
走ってたらあかんのか？」

龍「かまいませんけど。
一言ぐらい言ってくれたら
うちの頭来させましたし」

天野「ふん。かまわへんわ
圭吾にいちいち来られたら
自由にできへんやないけ」

??「失礼しますっ!!」

??「失礼しますっ!!」

龍「おう。さっさと帰れ」

龍と天野が話をしている間
にさっきの連中は去った。

寿一「龍さん。その人って
誰なんですか？龍さんが頭
下げるような人ですか？」

天野「誰や？後輩か？」

龍「そうか寿一は始めてか
この人が６代目ルシファー
の総長　天野さんや」

寿一「ルシファーって？
うちと兄弟分のですか？」

龍「そのルシファーや」

寿一「すいませんでした。
自分６代目ルシエド総長の
泉　圭吾の下でやらせて
もらってる田井　寿一です
挨拶遅れてすみませんした
以後宜しくお願いします」

天野「あ～。挨拶ええわ。
今は筋通さんくてもええ」

寿一「・・・えっ？」

天野「ルシエドと合同で
集会した時に挨拶をして
くれたらええから。今は
ゆっくりしてられへん」

寿一「わかりました。
出すぎた真似してしまい
すんませんでした」

龍「何かあったんです？」

天野「別になんもないわ。
あっ。そうそう。お前らは
アト・・・」

龍「アト？なんです？」

天野「・・やっぱりええわ
ただ流してるだけやねん。

ちょっと須磨を適当に走ら
せてもらうからなぁ～」

天野は適当に走って去った