天野「認めれるぐらいか?
そんぐらいの奴なんか?」
丁治「あぁ・・もし違った
出会い方してたら仲間に
誘っておいたやろうなぁ」
天野「そんぐらいの奴か。
お前が認めるぐらいとは」
丁治「悔しいけどな・・・
俺より根性あったし気合も
ハンパやなかったわ・・」
天野「そうか。わかった。
秀。邪魔したな。帰るわ」
秀「もう帰るんかぁ?
もっとおったらええのに」
天野「彼女に悪いやんけ。
早く直して学校に来いよ。
秀がおらんとつまらんわ」
丁治「じゃあまたな」
秀「いつでも来てくれな」
天野は笑って帰って行った
丁治も一緒に帰っていく。
丁治「どうする?帰るか?
それともどっか寄るか?」
天野「お前も怪我人やろ?
家で安静にしとけばいい。
俺も帰るわ。眠たいしな」
丁治「そうか。わかった。
じゃあ悪いけど先帰るわ」
天野「おう。気をつけろよ
事故とか起こすなよ」
丁治「安全運転で帰るわ」
キュルルルッ・・・ブーン
丁治とは病院で別れた。
それから数時間が過ぎて
今の時間に至っていた。
天野「くそっ・・・」
天野はずっと悩んでいた。
総長としての行動をとるか
個人としての行動をとるか
個人で動いても必ず看板が
一緒についてくる。
秀と丁治の仇をとりたくて
も簡単に動けなかった。
天野「あいつらがやられて
俺が黙っておけるかいや」
だけど・・黙ってられない
幹部がやられてしまって
このまま放っておくことも
さすがにできない・・・
トップの立場として悩んだ
どっちも簡単に選べない。
天野「ああっ。くそがぁ」
上には上の悩みがある。
大きければ大きいほどその
責任と重圧は重くなる。
天野「どうするべきかなぁ
こんな時ってのは・・・」
公園のベンチで一服する。
悩んでも答えが出ないから
パパパパパァ・・・
天野「んっ?なんや?」
原付が数台公園の中に
入ってきていた。
??「あれ?誰かおんぞ?」
??「ええやん。別によぉ。
ぎゃははははっ」
天野「なんや?調子乗りか
別にほっておいてええか」
公園内を原付で乗り回す。
やたらと音を吹かしていた
0 件のコメント:
コメントを投稿