天野「よかったんか?」
秀「いいねん。いいねん
天野と丁治を待たせる
わけにはいかへんわ。
まぁ適当に座ってくれ」
天野「そうか。悪いな」
丁治「で?どうなんや?
いつまで入院するんや」
秀「入院は10月半ばまで。
そっからリハビリがある。
つーか丁治。お前なんで
そんな顔腫れてるねんや」
丁治「うっさいわ。ボケ」
天野「大変そうやな。
足やられたんやってな?」
秀「面目ない・・・」
丁治「実は・・・昨日な。
俺は仇がとりたくてそいつ
とタイマン張ったんやわ」
秀「・・・タイマン?
俺をやったあいつとか?」
丁治「あぁ・・・そんでな
負けてしまったわ・・・」
秀「はぁ?お前がかぁ?
なんかの間違いやないか?
あいつそんな強いんか?」
丁治「あぁ・・・強かった
見た目に騙されてたわ」
秀「そうか・・お前もか」
天野「2人に聞きたいけど
そいつどんな奴なんや?」
秀「見た目は弱そうや。
名前はよくわからんけど」
丁治「アトロってやつや。
昨日そう言ってたわ・・・
そんで他に仲間がおって
バアトとモスラ言うてた」
天野「アトロ?外人か?」
丁治「いや。日本人やった
そういう呼び名やってよ」
天野「ふーん。アトロかぁ
後はバアトとモスラやな」
秀「関節技使ってくるぞ。
一瞬で極めてこられたわ」
丁治「はぁ?そうなんか?
俺は殴りあいやったぞ?」
ここで意見が食い違う。
天野「どういうことや?
アトロっていうのはあれか
2人おるってことかぁ?」
丁治「いや・・1人やろ。
柔道やってるかもしれん。
俺は最後だけ投げられた」
天野「柔道・・・か
やっかいな相手やな」
秀「俺と丁治が負けて・・
統制はとれてるんかな?」
丁治「今のとこ大丈夫や。
逆らってくるのはおらん。
昨日どっかの族みたいなん
が襲ってきたぐらいや」
秀「そうか・・よかった。
天野の存在があるからか。
ちゃんと守られてるんは」
天野「バーカ。お前らや。
俺なんておるだけやんけ」
丁治「俺達がやられたのは
全然広まってないねんや。
せやから守れてるだけや」
天野「そのアトロってのは
強さを見せつけたいだけの
やつとは違うんか?」
丁治「そんな奴と違ってた
喧嘩売ったんは俺からやし
殴り合っててわかったわ」
昨日の事を言い合っていた
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