第803話 学校

2023年1月12日

第32部-正義vs正義-

t f B! P L
司「さーってと。じゃあ
着替えて学校に行くわぁ」

僕は部屋に戻って制服に
着替え学校の用意をした。

司「じゃいってきまーす」

母「いってらっしゃーい」

いつも通りバイクに乗って
学校へ向かった。

少し待っていると守君が
また眠そうにやってきた。

司「おはよう。守君」

守「おはよう。なんやねん
お前顔パンパンやないけ」

守君は笑いをこらえていた
かなり笑いたそうだった。

司「しゃあないやんかぁ。
昨日の事知ってるくせに」

そして一緒に学校へ行く。

守「学校着いたらすぐに
保健室行ったらええねん」

司「理由聞かれないかな?
保健室怪我の理由って絶対
に聞かれるやんか」

守「こけたとかって適当に
理由つけたらええやんけ」

司「それ・・・同じ理由を
今朝京美に言ったんやけど
絶対嘘やって言われたよ」

守「まぁ確かになぁ~。
こけてそんな明らかに
殴られた顔ならへんしな」

司「なんか考えてよ」

守「今朝歩いて登校したら
ヤンキーに絡まれてリンチ
されたって言っとけや」

司「そんな都合ってある?
制服こんな綺麗なのに?」

そうこう言ってるうちに
学校へ着いてしまった。

登校する他の生徒が・・・
僕の顔を見て目を背ける。

関わらないほうがいいとか
思われてたんだと思った。

顔がパンパンだったから。

校門の前で待っている先生
は僕を見てびっくりしてた

先生「どうしたんやぁ?
お前その顔なんやねん?」

司「話せば長くなります」

守「電車で痴漢にあってる
かわいい子を正義感の強い
宮根君が助けに入ってね。

前から好きやったらしくて
女の子を守る為に殴られて
いたんですよ。感動です」

司「そうです。そうです」

かなり強引だったけど・・
合わせるしかなかった・・

先生「お前ら・・・電車で
通学してへんくせに・・」

守「あれ・・・?」

先生には・・ばれていた。
追求はしてこなかったが。

先生「喧嘩したんか?」

司「まさかぁ。僕が喧嘩
なんてできるわけないよ。
からまれたらすぐ謝るし」

先生「そうやな・・・後で
保健室に行っとけよ~」

司「はーい。すんません」

ごまかせてはいないけど
なんとかその場を過ぎた。

しかし・・・この時僕は
大変な事に気付かなかった

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