ピピピピッ・・・ピピピッ
司「・・・ん?もう朝?」
目覚まし時計を止め起きる
いつも起きてる6時だった
司「さすがに・・・眠いや
でも・・・さぼられへん」
体が重いし全身が痛い。
それにちょっと熱っぽい。
口の中もちょっと切れてる
昨日のタイマンの現実感が
僕の体にあらわれていた。
いつも通り起きて下に行き
リビングへ向かった。
リビングでは母さんと
父さんが起きていた。
司「おはよう~」
母「おはよう。・・って
どうしたんよ?その顔?」
父「うっわぁ。痛そうや」
司「えっ?どうしたの?」
父「洗面所行ってこい。
鏡見てきたらわかるわ」
僕はすぐ洗面所に行った。
司「うわぁ・・ひどいや。
なんでこんななるんやろ」
顔が腫れパンパンだった。
青アザもありひどかった。
司「僕勝ったはずやのに
なんで負けた感じに・・」
勝ったとは思えない顔だ。
誰が見てもやられた側だ。
僕はリビングへ戻った。
父「どうやった?」
司「顔が腫れまくってた」
母「学校どうすんの?
行くの?休むの?」
司「んー。学校は行くよ。
顔が腫れたぐらいでさぁ。
休むとか言いたくないし。
ごめん。朝の鍛錬行くわ」
母「いってらっしゃーい」
ガチャッ・・・バタン・・
家を出て公園まで走った。
母「学校行くってさ。
あんなに顔腫れてるのに」
父「強くなったやないか。
俺の若い時もあんなんでも
ちゃんと学校行ってたぞ」
母「あんな顔腫れてたこと
あったっけ?」
父「いや・・・ないけど。
もっと上手くやってたし」
母「あんなにやられるより
あんぐらいやる側やろ?」
父「・・・もう時効やし」
母「こういう時ってのは
いつも女は損やねんなぁ。
待つことしかできんから」
父「・・・京子。ごめん。
コーヒーおかわりくれ」
母「はいはい」
父さん達が話をしてる間に
僕は公園へ着いて鍛錬する
24式太極拳をして自分の体
のダメージを確認する。
司「・・・つっ。きっつい
さすがに全身きてるやん」
太極拳の基本が維持できず
体が鉛のように重かった。
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