お互い距離を詰める。
そしてパンチを打った。
司「・・・ってぇ」
丁治「ぐっ・・・がぁ」
お互い相打ちだった。
そして次の2撃目・・・
ビュッ・・・グイッ・・
丁治「・・・なに?」
僕はパンチを打たない。
丁治の手首に腕を当てて
パンチを受け流し体勢を
崩して瞬転させ密着する
(瞬転とは加撃しやすい
位置に相手を持ってくる
ようにすることです)
丁治「やばい・・・」
丁治の目の前には僕の
肘がもう飛んでいた。
司「でりゃああっ~」
ゴンッ・・・
丁治「つっ・・・」
丁治の顔にモロに入った
そして丁治の体が流れる。
丁治「・・・なんや?
離れ・・られへん・・」
丁治は距離をとろうと
するが僕が腕を掴んでた。
僕は丁治を引き寄せた。
パシッ・・・ビュッ・・・
司「でやああっ~」
丁治「背負い投げか・・・
ぐっ・・・こいつ・・・」
僕は一本背負いに入る。
丁治は踏ん張っていた。
魂輝「もう遅いですよ」
守「引っこ抜くぐらいの
体力残ってへんやろな」
司「ぐぬぬぬっ!!」
僕は引っこ抜こうとする。
しかし引っこ抜けない。
丁治「おしかったなぁ。
ゲームオーバーや。死ね」
丁治は余っている左手で
無理矢理僕にストレートを
打ってきた。
ビュッ・・・スッ・・・
パシッ・・・ヒュッ・・・
丁治「・・・なにっ?」
司「よしっ。いける・・」
僕は丁治を誘っていた。
ずっとパンチを打ってきて
ほしかった。
丁治の左手も掴み右腕の
下に廻して懐に入り込む。
掛けの体勢にすぐ入れた。
守「おっ?誘ったんか?」
魂輝「十字背負いですよ。
狙ってたんですかぁ?」
丁治「あかん・・やばい」
司「もう遅いって~」
バンッ・・・ドッシャアァ
丁治「がはっ・・・うっ」
丁治は受身が取れていない
受身が取れない投げだから
辺りはシーンとしていた。
司「ハァ・・・ハァ・・・
もう・・・立てないや」
残りの力全て使って投げた
さすがにもう立てなかった
後輩「丁治さーーーん!!」
丁治は立ってこなかった。
ずっと倒れたままだった。
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