第797話 決着

2023年1月6日

第31部-陰と陽の族-

t f B! P L
お互い距離を詰める。
そしてパンチを打った。

司「・・・ってぇ」

丁治「ぐっ・・・がぁ」

お互い相打ちだった。
そして次の2撃目・・・

ビュッ・・・グイッ・・

丁治「・・・なに?」

僕はパンチを打たない。

丁治の手首に腕を当てて
パンチを受け流し体勢を
崩して瞬転させ密着する

(瞬転とは加撃しやすい
位置に相手を持ってくる
ようにすることです)

丁治「やばい・・・」

丁治の目の前には僕の
肘がもう飛んでいた。

司「でりゃああっ~」

ゴンッ・・・

丁治「つっ・・・」

丁治の顔にモロに入った
そして丁治の体が流れる。

丁治「・・・なんや?
離れ・・られへん・・」

丁治は距離をとろうと
するが僕が腕を掴んでた。

僕は丁治を引き寄せた。

パシッ・・・ビュッ・・・

司「でやああっ~」

丁治「背負い投げか・・・
ぐっ・・・こいつ・・・」

僕は一本背負いに入る。
丁治は踏ん張っていた。

魂輝「もう遅いですよ」

守「引っこ抜くぐらいの
体力残ってへんやろな」

司「ぐぬぬぬっ!!」

僕は引っこ抜こうとする。
しかし引っこ抜けない。

丁治「おしかったなぁ。
ゲームオーバーや。死ね」

丁治は余っている左手で
無理矢理僕にストレートを
打ってきた。

ビュッ・・・スッ・・・
パシッ・・・ヒュッ・・・

丁治「・・・なにっ?」

司「よしっ。いける・・」

僕は丁治を誘っていた。

ずっとパンチを打ってきて
ほしかった。

丁治の左手も掴み右腕の
下に廻して懐に入り込む。

掛けの体勢にすぐ入れた。

守「おっ?誘ったんか?」

魂輝「十字背負いですよ。
狙ってたんですかぁ?」

丁治「あかん・・やばい」

司「もう遅いって~」

バンッ・・・ドッシャアァ

丁治「がはっ・・・うっ」

丁治は受身が取れていない
受身が取れない投げだから

辺りはシーンとしていた。

司「ハァ・・・ハァ・・・
もう・・・立てないや」

残りの力全て使って投げた
さすがにもう立てなかった

後輩「丁治さーーーん!!」

丁治は立ってこなかった。
ずっと倒れたままだった。

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