司「シッ・・フッ・・」
丁治「ぐっ・・・」
丁治は守りに入っていた
体を丸めガードしていた
中段廻し蹴り・・・
追い突き・・・
後ろ廻し蹴り・・・
逆突き・・・
4手を使いわけ攻撃する
守「空手かぁ。独型やな
臨闘型やってる感じや」
魂輝「でもまだまだです
あんなに隙のある攻撃を
してるのではダメです」
守「まぁ精度は低いな。
体力ないぶん考慮しても
あれはかなりひどいな」
僕の打撃では崩せない。
丁治はダメージが少ない
ガードに徹底されていて
僕の疲れ待ちを待ってた
つまり・・・それは・・
僕の攻撃が終わると同時
に丁治の反撃が始まる事
を意味していた・・・
死へのカウントダウンが
始まっていた・・・
司「ぐっ・・・あかん。
こうなったら・・・」
スッ・・・ドオォン・・
丁治「ぐっ・・・なんや
いきなりのこの威力は」
司「あかんかな・・・
でも・・・これしか」
丁治には見えていない。
僕が・・何をしたのか。
後輩「トラースキックや
プロレスで使う蹴りや」
後輩「はぁ?プロレス?
トラースキックはあんな
蹴り方と違うやろうが」
魂輝「ジークンドーです
蹴り込み方が違うです」
後輩「なんや?その
ジークンドーってのは。
聞いたことないわぁ」
守「ブルースリーやんけ
ブルースリーも知らへん
かったらもう知らんわ」
後輩「知らんわ。誰や?
ブルースリーってやぁ」
司「もっぱつ・・・」
ドオォオン・・・
丁治「これは・・あかん
吹き飛ばされる蹴りや」
丁治がガードを解いた。
僕に反撃しようとしてた
司「今やっ!!」
ピッ・・・ぺシッ・・・
丁治「なんや?これは」
トラッピングで腕を重ね
ほんの一瞬封じ込んだ。
そして・・・決める。
ビッ・・・ゴンッッ!!
アゴに軽くアッパー気味
に手を打ち込んで起こし
頭突きで顔にぶち当てた
丁治「ぶあっ・・・」
司「終わりやぁぁ!!」
ドシイィィン・・・
僕の全力を込めた一撃。
廻し蹴りを全力で打った
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