第792話 手応え

2023年1月1日

第31部-陰と陽の族-

t f B! P L
ドッ・・・パンッ・・・

僕は丁治の胸を突いた。
最初は胸を突いて怯ませて
2撃目に繋げようとした。

しかし・・・

丁治「なんやそれはぁ~」

司「・・・効いてない?」

丁治は最初から受ける気で
僕のパンチを受けていた。

そしてすぐ丁治の右フック
が僕の顔を狙っていた。

司「危ない・・これは」

僕は受け流そうとした。

丁治の肘の内側に手を入れ
下に流し崩そうとした。

が・・・

司「なが・・・せない」

また全力を込めた一撃だ。
全身を固めて打っていた。

丁治「うおおおっ!!」

バキイィィ・・ズシャア

僕は後ろへ吹き飛ばされて
倒れこんでしまった。

かなり後ろへ飛ばされてた

後輩「うおおっ。やったぁ
さすが丁治さんやぁ~」

後輩「一撃で決めたぁ~」

後輩達は盛り上がってた。

後輩「後はお前らだけやぁ
謝っても許さへんぞぉ~」

守「・・・」

魂輝「・・・」

後輩「丁治さんの喧嘩見て
びびってもうたんかぁ?
腰抜けやのぉ~。お前ら」

後輩「はっはっはっは!!」

守君と魂輝君は黙っていた
黙ってタイマンを見ていた

後輩はもう終わったと
思っていたのに・・・

丁治「・・・まだや。
まだなんも終わってへん」

丁治の様子がおかしかった
自分の拳をずっと見ていた

後輩「丁治・・・さん?」

丁治「手応えが・・弱い。
いつもの手応えやないねん
それに吹き飛びすぎや」

後輩「・・・えっ?」

全員が僕の方を見出した。
僕はゆっくり立ち上がる。

司「いてて・・・はぁ・・
めっちゃ痛いやんかぁ~」

ちょっと足に来ていた。
まっすぐは立てなかった。

衝撃はかなり逃がしたのに

後輩「なんで立てるねん」

守「自分から飛んでただけ
それぐらいわかるやろ」

魂輝「でも足にきてますよ
擬態にも見えないですが」

丁治「おもろい奴や・・・
さすが秀をやっただけの事
はあるやないかぁ~」

丁治が僕に近寄ってきた。
僕を休ませず殴りにきた。

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