第789話 質問

2022年12月29日

第31部-陰と陽の族-

t f B! P L
丁治「ハァ・・・ハァ・・
もう二度とこんな事すんな
たかが3人相手に・・・」

後輩「すんませんでした」

丁治「後は・・・俺がやる
お前ら全員下がっとけや」

丁治が僕達の前へ来る。
僕達の休憩も終わった。

丁治「お前ら・・・か。
かなり若いな。何歳や?」

守「16や。そっちも16
んでそこのが15や・・・
あんたは何歳なんや?」

丁治「俺は18や」

守「ふーん」

10代にとって16と18
は似てるようで全然違う。

18歳は大人の感じだ。
風格やオーラが違う。

丁治「信じられへんわ・・
お前らの中で秀をやった奴
がおるんやもんなぁ・・・
名前教えてくれへんか?」

守「俺は・・・バアトや」

丁治「・・・バアト?
ギャングチームなんか?」

守「いや。ただのパンピー
どこにも属してへんけど。
ただの通り名ってとこや」

司「僕は・・アトロです」

魂輝「僕はミスラですよ」

丁治「そうか。俺は丁治や
ルシファー6代目特攻隊長
やらしてもらってるねん」

守「あっそう。そんで?」

丁治「うちの連中が数で
喧嘩売って悪かった・・・
それに関してはすまん」

守「おいおい。なんやねん
気持ち悪いやっちゃなぁ」

魂輝「筋通ってないです。
もう終わった後ですから」

後輩「てめぇ。コラぁ。
なにが気持ち悪いねんや。
頭下げて詫びてるねんぞ」

後輩達が怒っていた。
丁治をバカにする僕達に。

丁治「よせ。反応するな。
これでこの件は終わりや。

そんでなお前ら3人の中に
秀をやったやつおるやろ?
そいつはどいつなんや?」

丁治はいきなり態度を改め
質問してきていた。

守「秀?誰やねんな」

丁治「とぼけるなや。
昨日お前らの誰かが喧嘩を
してるはずやぞ」

守「んな事言われてもなぁ
全然わからんねんけど」

魂輝「殴った人をいちいち
覚えてられないですよ~」

丁治「・・・殴りやないわ
足怪我しとったからな」

守「・・・足?」

司「あっ・・・」

丁治「思い出したんか?
どいつや?秀やったやつ」

守「あぁ。思い出したわ。
いきなり蹴ってきた奴や」

丁治「お前がそうかぁ」

丁治の表情が変わりだす。
殺気が出てきていた。

守「バーカ。違うわ。
そいつやったんはそっち。
アトロがやってんや」

丁治「・・・なにっ?」

司「すいません・・・」

全員が僕の方を見出した。
信じれないみたいだった。

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