第775話 パンチの質

2022年12月15日

第31部-陰と陽の族-

t f B! P L
男「おい・・・マジか?
あかん・・もう終わりや」

足止めするどころか・・・
なんにもできていない・・

幹部としての目的を全く
果たせていなかった。

丁治「どけやぁ。コラぁ」

男「・・・なんや?」

バキィ・・・ゴッ・・・

男「・・・ぶあっ」

飛び蹴りと膝蹴りで倒す。
不意打ちの形になっていた

丁治「雑魚はどいとけやぁ
天野はどっち行ったぁ?」

幹部は・・・天野ではなく
丁治の足止めはできていた

そして・・・

総長「はぁ・・はぁ・・
くそっ・・・むかつく!!」

総長は先にバイクを置いた
ところまで逃げてきていた

カチッ・・・フーッ・・・
たばこに火をつけ一服する

その瞬間だった・・・

天野「はぁ・・・はぁ・・
おい。一服するには早いな
つーか・・・お前ヤンキー
のくせに足速いねんボケ」

総長「天野・・なんでや」

天野「なんでやってバカか
追いかけてきたからやんけ

いきなり襲ってきやがって
お前は逃がさへんからな」

天野がゆっくりと近づく。
怒ってるのは目に見えた。

総長「待て・・悪かった」

天野「謝って許すとでも?
謝るぐらいやったら最初
から喧嘩売ってくんなや」

バキィ・・・

総長「あっ・・・つっ・・
なんや・・このパンチ・・
めっちゃ重いやんけ・・」

天野「一撃で終わるとか
そんなんはないよなぁ?
さっさと立てや。ボケ」

総長「ぐっ・・天野ぉ」

天野「つーかお前誰や?
会ったことあったっけ」

総長「この・・クソがぁ」

天野「クソはお前やんけ。
仲間見てる前で逃げてや」

総長「うっさい。黙れぇ」

総長が天野に向かってくる

スッ・・・バッキィィ・・
ズシャアアア・・・

天野はパンチをかわして
カウンターで殴り返した。

天野「ふぅ。手応えありや
アゴ砕けたんちゃうか?」

天野は手を広げた。手の中
には小銭が握りこまれてた

手の中に小銭を適当に握り
込んでいるとパンチの質が
素人でも一気に重くなる。

それを知らずに殴られると
思った以上ダメージを負う

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