キーンコーンカーンコーン
缶コーヒーを飲みながら
学校の校門をくぐる頃に
チャイムが鳴り始めてた。
ちょうどいい時間だった。
司「先生~。おはよう~」
先生「おう。宮根~」
守「おはようございまーす
今日も一日頑張りましょ」
先生「沢田ぁ。お前は何で
いつも眠そうなんやぁ?」
守「余計なお世話ですって
そんじゃあまた後で~」
松原「先生~。おはよ~。
沢田くーん。おっはよ~」
守「うわっ。なんやねん」
松原さんが走ってきていた
ギリギリセーフだったけど
守君に飛びつき抱きついた
もうけっこう見慣れていた
守「お前なぁ。いちいち
飛びついてくんなよなぁ」
松原「ええやんか~。
そんなん言いながらも
いっつも受けてくれてる」
守「俺が避けておっきい
怪我されても困るねん」
松原「だから抱きつくの。
避けないから安全やんか」
司「ほらほら。さっさと
教室行かないと遅刻なるよ
いちゃつくのは後にして」
守「てめぇ。離れろやぁ」
松原「嫌やぁ~」
守君は人目を気にして
松原さんを離そうとしてた
周りから見るとただの
カップルがいちゃついてる
だけにしか見えなかった。
はずなんだけど・・・
女「ちょっと。なんなん?
あの子なれなれしいやん」
女「沢田君嫌がってるのに
めっちゃ調子のってるし」
女「止めに入ろうよ」
後ろを歩いて来ていた女子
が守君と松原さんの間に
入って引き離そうとしてた
女「ちょっと。やめえな」
守「・・・えっ?」
女「沢田君。嫌がってるし
そんなんわからへんの?」
松原「・・・はぁ?」
2人は思っていた。
あんたらは誰?と・・・
司「ほらぁ。遅れるよ~。
なにやってんの~?もう」
守「あ~。すぐ行くって。
松原。さっさと行くぞ」
松原「うん。待ってよ~」
女「えっ?なんでぇ~?」
守君達は逃げるようにして
その場をさって逃げていた
司「なにやってたの?」
守「なんかな~。後ろを
ついてきてたのがいきなり
わけわからんこと言ってて
近寄ってきてんやんかぁ。
なんかめっちゃ怖かった」
松原「あれ2年やと思う。
沢田君嫌がってるやんって
あたし言われてんけど~」
守「あ。それはほんまや」
松原「ほんまやないやん。
ほんまは嬉しいくせに~」
守「嬉しかったらいちいち
引き離さなへんけどなぁ」
松原「ちょっとそこはさぁ
嬉しいっていうとこやん。
毒づくとこちゃうって~。
沢田君はほんまに女心が
わかってへんなぁ~」
守「はいはい。すんません
もっと勉強しときます~」
司「わかってると思うよ。
だって・・・もう松原さん
守君にべったりやんか~」
松原「うっ・・それは」
3人で話しながら廊下を
歩きながら話していた。
そして教室の中へ入った。
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