第769話 まったり

2022年12月9日

第31部-陰と陽の族-

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店員「缶コーヒーが1点で
120円になりまーす」

守「ん。はい」

店員「120円ちょうど
お預かり致します。
ありがとうございました」

守「あ~。レシートくれ」

店員「はい。すみません」

司「僕もレシート下さい」

店員「はい。すみません」

そして外へ出て行った。

女「ちょっと~。見たぁ?
缶コーヒー買ってたよ~」

女「かっこいいなぁ~。
あの2人絶対いいやんね」

女「あんまり必要以上に
話さないとことかいいな」

女「話すきっかけ欲しい」

女「はぁ~。そうやなぁ」

女「追いかけようよ。
後ろついて歩いていこう」

女「きゃ~。それいい~。
早くいこっ。早く~」

女「ちょっと待ってよ~。
あたしまだ買ってないし」

女「今日は学食でええやん
早くせなあかんって~」

女が乙女チックになってた
すぐ僕達を追いかけてきた

それを男はよく思わない。

男「なんやねん。あいつら
なんかむかつくなぁ」

男「缶コーヒー買っただけ
で何がかっこええねんや」

男「女って見る目ないな。
男は外見やない。中身や」

男「いや・・・外見やろ。
女を中身で選ぶか?」

男「うーん・・・」

思春期には悩む男の難題。
外見か・・・中身か・・・

どーでもいい事を言ってた
間に僕達は学校へ歩いてた

司「そんでさぁ。その時に
憲吾が吐いたんやんかぁ」

守「はははっ。憲吾は
無茶ばっかするからなぁ」

司「結局大食い失敗して
2000円払ってたから。
ジャンボラーメンを30分で
食べるとか無理やったわ」

守「企画としては最高や。
憲吾がやるからおもろい」

司「そうやね~。ほんと」

缶コーヒーを飲みながら
昔にあった話をしていた。

女「ちょっと~声かけてよ
絶対今がチャンスやんか」

女「あんたがいきいなぁ」

司「ん?なんだろ?」

守「なんや?どうした?」

気になって後ろを見る。

女「あっ。気づかれた」

女「どうすんのよ?
なんて声かけるん?」

後ろで聞こえるように
ボソボソと言われていた。

そりゃあ気づいてしまう。
気づかないほうがおかしい

司「変なの。そんでさぁ。
他にも色々あんねんやん」

守「他なにがあんの?」

気づかれたくないみたい
なので無視して歩いた。

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