第767話 暴走族の掟

2022年12月7日

第31部-陰と陽の族-

t f B! P L
そして・・・その大声で
秀が気がついた。

秀「つっ・・丁治か・・」

丁治「おい。大丈夫なんか
お前・・どんな汚いやり方
されたんや?言えや」

秀「大丈夫・・やないわ。
足の感覚が・・ないねん」

丁治「足の感覚・・・?
どういうことや?おいっ」

秀「関節技やろうな・・・
あまりの痛さに・・・
失神してもうたわ・・・」

丁治「おい・・・秀」

秀の体が震えていた・・・
恐怖と痛みを体が覚えてた

秀「悪い・・・丁治・・・
病院まで運んでくれや」

丁治「あぁ・・運ぶけどや
どんな汚い事されたんや?
お前がやられるなんてのは
考えられへんねんや」

秀「・・・っ」

丁治「黙ってへんと言えや
そうせなわからへんわ」

秀「汚く・・・なかったわ
俺がびびらせようと思って
バイクに乗ってた奴蹴って
倒したんやけど・・・

びびることなく俺に一直線
で向かってきてやられた。

1回しか言わへんけど・・
俺が・・びびってもうた」

丁治「秀がびびったんか?
どんなやつやったんや?」

秀「弱そうな奴やった・・
でも・・見た目に騙された
あいつらは・・・あかん」

丁治「・・・あいつら?」

秀「もう・・・ええやろ?
病院連れてってくれ・・」

丁治「あぁ。悪いな。
すぐ連れてったるからな」

丁治は秀に肩を貸して
ゆっくりバイクに乗せた。

そして病院まで連れてった

しばらくして・・・
丁治が病院から出てきた。

後輩「丁治さん・・・
秀さんはどうでした?」

丁治「・・・ぶち殺す」

後輩「・・・えっ?」

バゴオォオン・・・
ガッシャーン・・・

後輩「ひっ・・・えっ?」

丁治は近くにあったバケツ
を蹴り飛ばしていた。

丁治「秀やった奴探せや。
ルシファーに喧嘩売ってる
ボケ共は俺らが殺したる。
俺らなめたらどうなるんか
教えたらなあかんわ」

後輩「はいっ!!」

後輩はびびってしまってた
丁治から殺気が出ていた。

丁治「総長には黙っとけや
俺らの手で仇は討つぞっ!!

秀は・・・全治3ヶ月や。
入院した後リハビリあって
もっとかかりそうやねん。」

後輩「ついていきます!!
ルシファーなめてたら
どうなるか教えたりましょ」

仲間がやられた事・・・
これだけは・・・許せない。

警察に頼むのではなく・・・
自分達の手で決着をつける。

これが・・・暴走族の掟だ。

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