野田「ちゃーんと最初に
親とも色々打ち合わせも
してるし教えてるねん。
俺は育てる事はできない
育てる事は親に任せます
俺ができる事は教える事
親や学校教育では教えて
くれない事を教えるから
こういう事も話してる」
司「たしかにね~。
ロケット花火の投げ方は
普通教えてくれへんし」
翔子「止められるからね
危ないからやめろって」
野田「多少の無茶ぐらい
したほうがええねんや」
杏「そんなん言うのって
先生ぐらいやと思う~」
守「でもそうやねんな」
ピピピピッ・・ピピピッ
休憩時間が終わった。
野田「さっ。後半戦やな
じゃあ続きも任せたぞ」
司「あれ?先生は?」
野田「俺は先に帰るわ。
タマの相手すんの疲れる
吉野家で牛丼買って帰ら
なあかへんねんや」
翔子「吉野家って事は。
真帆さんの命令かな?」
野田「そーそー。今日は
夕飯牛丼にするから帰り
に買ってこいって・・」
司「真帆さんって?」
杏「先生の奥さんやで」
翔子「先生は奥さんに
逆らえへんねんってさ」
野田「逆らってもなぁ。
言い返されるだけやし」
守「先生。気にするな。
ダディもマミィに弱い。
いつも下手にでてるし」
司「僕のとこもそう。
父さんは母さんに頭が
あがってないから」
野田「知ってるっ!!」
そして先生は先に帰った。
残った僕達は後輩と一緒に
鍛錬に最後まで付き合った
そしてその日の深夜・・・
僕は寝る前に考えていた。
司「みーんな成長してる。
それは急に成長したわけと
違って積み重なったことが
成長に繋がってるだけか」
みんな昔から先生と過ごし
たくさんの事をみんなと
一緒に経験して先輩がいて
後輩もいて教えてもらって
教えていったりしている。
そういう経験っていうのは
していない者と比べると
目に見えるほど違いが出る
振り返ってみると・・・
自分の足跡が残っていた。
司「これが・・・自分を
信じるって事なのかなぁ」
もし僕が何もしてなければ
自分を信じても無駄だろう
だけど・・・鍛錬をして
勉強もしてバイトもして
時間に追われながらも
なんとか毎日過ごしてると
ちゃんと足跡が残ってる。
その足跡は全て経験だから
僕は信じてもいいと思えた
そうやって考えてるうちに
僕は知らない間に眠ってた
そして高1の秋までが僕に
とって準備期間だった。
ここから先は・・実践だ。
アトロで実践を積む事に。
宮根 司で学んだことを
アトロで経験していく・・
今までの経験によって答え
の無い選択肢を判断し選び
行動していく事になる
第30部-成長変化- 完
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