第743話 子供同士

2022年11月13日

第30部-成長変化-

t f B! P L
司「親を見てるんでしょ」

野田「そう。正解や」

守「親を見てたんかぁ」

翔子「でもどういう事?
親の何を見てるの?」

野田「自分の子供への
対応をまず見てるねん」

杏「あたしの時も?」

野田「あぁ。杏も翔子も
他のみんなもそうやで」

杏「それは必要なの?」

野田「かなり必要やなぁ
そこ見ておかんとな~。

子供が辛いって言ったら
すぐ辞めさせようとして
子供同士の問題を親が
なんでもかんでも出て
解決しようとするやんか

そんな対応されてたら
結局自分でなんとかする
こともないしええ年に
なっても親を頼るねん。

そんでな。親ってのは
金を出してるからって
理由で勝手な事言うし」

翔子「あたしの時って
どうやったん?」

野田「翔子の両親はなぁ
何も言う事はありません
野田さんにお預けします
ってだけで終わってた。

翔子の両親は薫を見てて
預けにきたからなぁ~」

翔子「そうやったん~?
薫さんの影響やったん」

司「薫って・・あの?」

野田「そうそう。司が
何度も投げられてた相手

ある意味司の師匠や」

薫というのは1つ上の
女子部の先輩だった。

僕が道場に入ってから
女子部で柔道をやってた
時にポンポン投げられて
たのが薫さんだった。

翔子の親は近所に住んで
た薫の変わりようを見て
先生に預けにきたらしい

野田「結局子供ってのは
親次第で決まってくるし
親がなんでもかんでも
やってたら結局他人から
教わることも知らんまま
育ってしまうしなぁ~。

親が過保護で子供を他人
に預けられないなら俺は
悪いけど断ってるねん。

俺に一任できるかどうか
その場で決めさせてる」

司「決断の時だっけ?」

野田「そうそう」

僕達は選択肢が出たら
その場で決めさせられる

迷うと人は逃げる答えを
選んでしまうから。

決めないといけない時に
迷って答えが出ないなら
これから先も同じように
迷っているだけだから。

決断するのは常に今だ。

決断を求められた時は
その時にどう動くべきか
を自分で判断して動く。

それが正解か間違いかは
行動次第で変わってくる

そういう時が決断の時。
僕達はそう教えられてた

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