司「親を見てるんでしょ」
野田「そう。正解や」
守「親を見てたんかぁ」
翔子「でもどういう事?
親の何を見てるの?」
野田「自分の子供への
対応をまず見てるねん」
杏「あたしの時も?」
野田「あぁ。杏も翔子も
他のみんなもそうやで」
杏「それは必要なの?」
野田「かなり必要やなぁ
そこ見ておかんとな~。
子供が辛いって言ったら
すぐ辞めさせようとして
子供同士の問題を親が
なんでもかんでも出て
解決しようとするやんか
そんな対応されてたら
結局自分でなんとかする
こともないしええ年に
なっても親を頼るねん。
そんでな。親ってのは
金を出してるからって
理由で勝手な事言うし」
翔子「あたしの時って
どうやったん?」
野田「翔子の両親はなぁ
何も言う事はありません
野田さんにお預けします
ってだけで終わってた。
翔子の両親は薫を見てて
預けにきたからなぁ~」
翔子「そうやったん~?
薫さんの影響やったん」
司「薫って・・あの?」
野田「そうそう。司が
何度も投げられてた相手
ある意味司の師匠や」
薫というのは1つ上の
女子部の先輩だった。
僕が道場に入ってから
女子部で柔道をやってた
時にポンポン投げられて
たのが薫さんだった。
翔子の親は近所に住んで
た薫の変わりようを見て
先生に預けにきたらしい
野田「結局子供ってのは
親次第で決まってくるし
親がなんでもかんでも
やってたら結局他人から
教わることも知らんまま
育ってしまうしなぁ~。
親が過保護で子供を他人
に預けられないなら俺は
悪いけど断ってるねん。
俺に一任できるかどうか
その場で決めさせてる」
司「決断の時だっけ?」
野田「そうそう」
僕達は選択肢が出たら
その場で決めさせられる
迷うと人は逃げる答えを
選んでしまうから。
決めないといけない時に
迷って答えが出ないなら
これから先も同じように
迷っているだけだから。
決断するのは常に今だ。
決断を求められた時は
その時にどう動くべきか
を自分で判断して動く。
それが正解か間違いかは
行動次第で変わってくる
そういう時が決断の時。
僕達はそう教えられてた
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