第742話 深まる謎

2022年11月12日

第30部-成長変化-

t f B! P L
僕達はずっと教えていて
気がつけば日が暮れていた

休憩を取る事になったので
休憩時間を利用して先生に
質問して聞いていた。

野田「生徒を選ぶ基準?」

守「はい。昨日翔子達と
話をしててなんかあんの
かなぁって思ったんで」

野田「生徒を選ぶ基準って
のはさすがにないかなぁ。
5~6歳の子供なんてな。
選ぶにも選びようないし」

翔子「ほらぁ。やっぱり」

司「でも面接してるって
前に言ってたような・・」

僕達が道場に入りたいって
時にそう言ってた気がした

野田「あぁ。面接してる。
守と司はせんかったけど」

司「それはなんでですか?
面接するって事はやっぱり
何か選ぶからですよね?」

守「将来的に有望とか?
才能があるとかってのを
判断してるんでしょ?」

野田「5~6才の子供見て
こいつは将来的に有望とか
才能があるとかを見抜ける
ような人っておるかな?」

司「うーん・・・でも~」

確かに・・・そんな小さい
子供を見ても見抜けない。

それにエリートみたいなの
を集めてる訳でもなかった

スポーツが苦手な子とか
そういう人もいたから。

守「じゃあなんで面接を
してるんですか?誰でも
いいなら面接なんてする
必要なんてあるんです?」

野田「うん。ある」

守「えっ?あんの?」

司「全然わかんない・・」

先生の言ってる事が・・・
全くわからなかった・・・

野田「俺は面接の時に子供
はろくに見てないねんな」

守「えっ?あっ・・・!!」

司「なに?わかったの?」

野田「守と司とタマの時は
俺が嫌やったから面接せん
かっただけやからなぁ~」

翔子「あ~わかったぁ~」

杏「あたしもわかったぁ」

司「・・面接が嫌やった?
えっ・・?あっ・・?」

僕の中でも全て繋がった。

守「なんやぁ。そうか~」

司「そうやったんやぁ」

気づけばどってことはない
ただなかなか気づけない。

そう・・・先生が面接の時
に見ているのは確かに子供
とは違っていた。

子供は・・ろくに見てない

誰でもいいと言えば・・・
確かに誰でもよかったから

ただ・・・誰でもよくない
部分がひとつだけあった。

それは・・・

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