第732話 普通の大人

2022年11月2日

第30部-成長変化-

t f B! P L
司「そうなんやね・・・
実は僕もなんやけどね」

守「なにが?」

司「ロバートのことで・・
最初は否定してたんやけど
なんか違うって思ってて」

守「言ってみろや・・・」

司「うん・・あのね・・・
アムリタ教典の義の部分で
後悔するなら我慢するな
ってページ覚えてる?」

守「あぁ。あったな」

司「普通の大人ってさ。
話も聞かずにとにかく
最近の若い者は我慢が
できへんとか言うやんか。

それは大人にとって都合が
いいように我慢をむりやり
押しつけてるだけやんか」

守「まぁよく見るかなぁ。
ダディもマミィもそんな事
は言わへんから違うけど」

司「それは僕の方もそう。
それでね。そこやねんよ。

大人はなんでも我慢をしろ
って言うけどロバートは
後悔するなら我慢するな。
我慢をすると後悔に変わり
傷になるだけやからみたい
な事を言ってる訳やんか」

守「それが?」

司「僕は守君と出会うまで
はずっと周りに合わせてて
自分の意見も言えなくて
我慢してる事が多かってん

あの時あーしとけばとか
自分はこうしたいとか・・

思ってても言えなくて何も
してこんかったから・・・

あのページが・・・すごく
響いてしまってて・・・」

守「中1の入学式ぐらいか
司は谷川にからまれてたな
カツアゲされてたっけ?」

司「・・・うん。あの時に
もし守君がいなかったら
僕はずっと変われなかった
それはずっと思ってる」

守「俺はやぁ・・アムリタ
教典に書いてるような事は
ずっとダディに教えられて
見せてもらってたから・・
それを実行してただけや」

司「そう。それやねん。
守君も魂輝君にしてもそう

アムリタ教典が基準の行動
でそれは父さんも清人さん
もみんな一緒やねんって」

守「ふーむ。なるほど・・
たしかに・・・」

司「僕は守君を基準にして
物事を考えてるんやけど
守君はアムリタ教典と同じ
ことをやってるだけやもん
せやから否定できへんし」

守「俺を基準にすんなよ」

司「守君を基準にした方が
遠回りせんと成長できる」

守「恥ずかしい奴やな~」

司「だって事実やもん」

中学で3年も守君と一緒に
いて痛い思いや辛い経験を
いっぱいしてきた。

もし一緒にいなかったら
もっと楽だったとも思う。

僕は・・・どうせ・・・
何もしてこなかっただろう

辛い事からは逃げて・・・
都合の悪い事は他人のせい
にしてたかもしれない・・

そして・・何も変わらない
日常を過ごし成長できない
自分に気づかないと思った

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